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ライフスタイル

元旦と旧正月

2019-01-07

玄海灘に立つ虹

© Getty Images Bank

結婚する前から韓国の1月というのは全然、正月らしくないと思っていましたが、結婚してもそれは同じでした。元旦だけ休みなので、何か普通の休日のような感じで過ごしてしまいました。こんなものなのでしょうか?


そうですよね。私も年末年始は日本の年末年始のほうが楽しくて好きです。

まえは家々によって、正月を新正月でやる家と、旧正月でやる家に分かれていましたが、最近は新正月の方は1日しか休みが無いので、故郷への帰省はほとんど旧正月にするという家が多いようです。ですから故郷に帰って正月をすごす人は旧正月に帰ります。

ただ最近は祭礼をする家では、新正月と旧正月のどちらかにやり、もう一つの休みには海外旅行に出かけるという人もいます。

では新正月、1月1日には何をするかというと、年の初めではあるので一応行かなくても実家に電話で挨拶くらいはしますよね。それから韓国は年賀状の習慣がないので、正月に年賀状を出す代わりにクリスマスカードを出すという人はいます。特に友人や知り合いには年賀状ではなく、クリスマスカードを出すことが多いようです。但し、最近はそれも郵便ではなくメールで済ませるという人が多いですね。

家族と過ごすという意味では旧正月がメインですが、社会生活では1月1日が1年の始まりですし、会社などの新年度も1月からなんです。日本は4月が新年度ですが、韓国は1月が新年度です。但し、学校の新学期は3月からです。

では韓国人は会社では新年のあいさつ、「明けましておめでとうございます」にあたる새 해 복 많이받아세요という挨拶はいつするかというと、1月2日に初出勤してきた時に言います。旧正月が終わって出勤してきたときには、この挨拶はあまりしません。

ですから家庭内の行事は旧正月でするものの、社会的な行事は日本と同じように1月1日にするということです。

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