自己啓発本『セイノの教え』
2024-03-21
2回目の米朝首脳会談に世界中から関心が寄せられましたが、会談が行われたベトナム・ハノイでの盛り上がりもかなりのものでした。
サッカーのベトナム代表を指揮した朴恒緒(パク・ハンソ)監督が良い成績を収めたことで、ベトナムでの韓国での好感度が増していると報道されていますが、そうした好感に続く米朝首脳会談の開催に、韓国に対する理解や関心もさらに高まっているようです。
ベトナム人口の70~80%はベトナム戦争が終わった1975年以降に生まれた「戦争を知らない世代」です。ほとんどが韓流ブームに接していて、韓国の文化や韓国人に対する好感度は高いほうだといいます。韓国企業が次々とベトナム現地に進出するようになってからベトナム経済が急成長したということで、戦争を経験した世代も、韓国に好意を持っている人が少なくありません。そうした状況で朴監督が好成績を上げたことで、一気に韓国ブームに火が付いたとみられています。
同じような現象が韓国でも起きています。以前からベトナムは人気のある旅行地でしたが、朴監督の健闘で親近感が一気に増しています。旅行関係の検索エンジン、スカイスキャナーがまとめた、2018年に韓国で人気が急上昇した旅行地ベスト10で1位(ニャチャン)と2位(フーコック島)がベトナムでした。しかも、首脳会談が行われる27日と28日の両日間、ハノイ行きの航空券の検索が前の年の同じ期間に比べて2ケタ台の増加をみせたということです。さらに、首脳会談の初日、27日にハノイに出発する航空券の検索は、前の年の同じ日より81%増えたということです。
また韓国ではベトナム料理店がかなり盛んで、数も急増していますが、コンビニでもベトナムのインスタントフォーが人気です。販売されているのはカップ麺で、鶏肉のフォーです。 レトルトパウチに鶏肉と鶏のだしが入っているという本格派で、韓国人の口によく合うとして、ベトナム旅行でおすすめのおみやげとなっていますが、それが韓国のコンビニでも販売されるようになっているのです。一食2000ウォンと安いのも人気の秘訣です。
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