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ライフスタイル

ミッパンチャン

2019-03-04

玄海灘に立つ虹

© Getty Images Bank

主婦になり毎日のおかず作りで一番難しいのが밑반찬(ミッパンチャン)と呼ばれる韓国式のおかずです。韓国の主婦たちはこのミッパンチャンを作りおきしているようですが、どんな風に作ればよいのかいま一つピンときません。おいしいミッパンチャンの作り方を教えてください。


私もミッパンチャンに関しては未だにあまり得意ではありません。まずどんなものかというと、韓国の食堂にいくと必ず出てくるサービスの小さなおかず類のことです。その種類もいろいろですが、日本で言えば佃煮類、キムチなどの漬物類、そしてナムル類がこの中に含まれます。常備のお惣菜です。

ミッパンチャンの一番大きな特徴は作りおきができることです。韓国ドラマを見ているとよく実家のお母さんや、シオモニが都会で一人暮らしの子供の家や、新婚家庭などに大きなタッパーに入れたおかずを持ってくることがあります。これがミッパンチャンです。これさえあれば少なくとも1週間くらいはご飯を炊くだけで、おかずの心配はないということです。

しかし今の若者たち、子供たちは違ってきました。同じおかずを毎日出されたら嫌な顔をして食べてくれません。それで最近は日本のようにメインとなるトンカツやハンバーグステーキ、カレーなどをつくり、その箸休めとして2,3個出します。

たとえばある日本人主婦のブログには今朝のミッパンチャンとして

☆豆もやしのナムル

☆辛い青唐辛子のしょうゆ漬け

☆オムックジョリム(日本ではさつま揚げの薄いやつの煮込み)

☆ヨングンジョリム(レンコンの煮込み?)

☆キムチ!


などが書いてありました。そして朝食にはワカメのスープだけ作ったと書いてありました。確かに作り置いておけるおかずは、朝の忙しいときなどには便利ですよね。冷蔵庫から出して食卓に並べるだけで良いのですから。

ただ、だんだん飽きてくる、けっこう手間がかかり、かつ量をたくさん作ると余ってしまう、などという問題があります。そこでお勧めしたいのがミッパンチャンは家の近くのお惣菜屋さんで買ってくることです。大型スーパーやデパ地下にも必ずミッパンチャンを売っているお店があります。そういうお店では夕方に行くとそれまで1個5千ウォンくらいで売られていたものが、3個で1万ウォンくらいに値下げられて売られています。お店で売っている物は量もそんなに多くないので、2,3度食べたら無くなる程度の量です。一つ一つ作っているよりも、経済的にも時間的にもお徳だと私は思います。

また夫の実家からもらうというのもお勧めです。味は夫の口にあうこと間違いないですし、くれるものならどんどんいただきましょう。ただたくさんくれるので、最後まで食べきれずいつまでも冷蔵庫の中に入っているという自体にはなりやすいので気をつけましょう。そしてポイントとしてミッパンチャンの入ってきた容器、大部分はタッパーなどのプラスチック容器ですが、これは食べ終わったら必ず返すようにしましょう。返さないと、後で嫌味を言われることになります。

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