メニューへ 本文へ
Go Top

ライフスタイル

プラットフォームタクシー

#クリックK l 2019-03-12

玄海灘に立つ虹

© YONHAP News

メッセンジャーアプリなどを提供するカカオがカープール(相乗り)アプリを導入そようとし、タクシー業界が猛反発しました。そして、カカオとタクシー業界の合意折衷案として「プラットフォームタクシー」の導入などが提案されました。

タクシー4団体と、共に民主党タクシー・相乗りタスクフォースのジョン・ヒョンヒ委員長、カカオモビリティ、国土交通部は7日、▲平日の通勤時間(午前7~9時、午後6~8時)に限り相乗りを認める▲タクシー労働者の処遇改善のため、労働時間に見合う月給制を施行する▲プラットフォームタクシーを今年上半期中にスタートさせる……などを盛り込んだ合意案を発表しました。

ここで出てきた「プラットフォームタクシー」とは、既存のタクシーとプラットフォームを融合させ、様々な付加サービスを提供するというものです。タクシーは通常、ドライバーの勤務時間の40%は空車だということで、この空き時間を利用して様々なサービスを提供する予定です。具体的な内容は今後、国土交通部とカカオモビリティ、タクシー団体が議論して決められますが、最近人手不足がささやかれている配送にも利用できると期待されています。

一方、タクシーに対する消費者のニーズも変わりつつあります。去年、動物保護法が改正されたことでペット専用タクシーが登場しましたが、基本料金が1万1,000ウォンと割高であっても、利用者はすでに1万人に達しました。また、女性ドライバーが女性客のみを乗せる女性専用タクシーもまもなくスタートする予定ですが、基本料金が一般的なタクシーより3,000ウォン高く設定されるにも関わらず、サービス開始前から好意的な反応が多く見られます。

今回の合意により、現行法では禁止されているタクシー業者の荷物配送や市及び道をまたいだ営業などの規制緩和が進むとみられていますが、ソウルの個人タクシー団体はこれらに反対しています。また、利用者の立場から見ても、一番タクシーを呼びにくい深夜(0~2時)帯の利用や、乗車拒否対策について言及されていないなどの意見があがっています。事業者と利用者の両方が納得できる解決策を打ち出すには、まだまだ研究が必要なようです。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >