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© YONHAP News

「ウィメプ(We Make Price)」や「TMON」をはじめとるするソーシャルコマースが、連日のように超特価セールを開催して話題になっています。

韓国では3月から新学期がはじまり、現在が何かと消費の多くなる時期です。それに合わせて複数のソーシャルコマースが連日特価セールをしています。対象となる商品やセールの方法は毎日変えられ、「11時限定セール」「ゲリラ特価」「急上昇特価」「1+1特価」などです。ウィメプは昨年のブラックフライデー前後から「ブラック1111デー」などを開催し、半額程度の目玉商品を継続して提供するようになりました。一方、TMONは今年に入ってから始めた「1212タイムセール(正午や正子から12時間限定)」が話題になり、以降、継続して何かしらのセールを行っています。

このようにソーシャルコマースがセールを行うには、必要な販売促進(マーケティング)費用の規模を決め、それに合わせて特価対象品目と数量を決めることになります。半額セールのように割引額が大きくなる場合、売り手側が損害を被ることもありますが、その際の支出は販促の一環であり後の売上げにつながると考えているそうです。ウィメプの場合、去年の第4四半期に立て続けにセールを行ったことで取引額は前年同期比43%増加しました。統計庁によると、オンラインショッピング全体の市場の成長率が22.6%ということなので、平均の2倍近くの成長を達成したことになります。しかし、販促費用を確保するにはサービス提供業者(小売業者)の全面的な協力(負担)が必要なので、それを業者に強いているのではないかとの疑いも持たれています。

また、ほぼ日替わりでセールを行っているため、準備不足や管理不十分も指摘されています。これまでウィメプやTMONで▲iPhone向けイヤホンを半額で売り出したところ、サーバーがダウンした▲旧正月用に骨付きカルビの半額セールが行われたが、ほとんどが骨だった▲特価の航空券を売り出したが、指定の時間に運航されている便がなかった……など、さまざまなトラブルが起きています。

また、消費者からも「半額になる商品はいらないものばかり」「準備されている数量が少ないのか、セール価格で買えたためしがない」など、芳しくない反応が多く見られます。しかし、それでもセールを開催し続けているのは、「半額」といった誘い文句につられてサイトを訪問し、そのまま買い物をしてしまう消費者が多いからなのでしょう。

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