メニューへ 本文へ
Go Top

© Getty Images Bank

大気中の粒子状物質対策として、観葉植物「パキラ」が注目されています。

農村振興庁が先月26日、「空気浄化を助ける植物」を発表しました。これは、PM2.5が300㎍/㎥ 程度の部屋に植物を置いて4時間後の数値を測定する実験の結果によるもので、パキラ、サンショウモドキ(クリスマスベリー)、ソテツ、ビカクシダ、ゴールドクレストが特に空気の浄化効果が高いことがわかりました。なかでもパキラが突出していたということです。基本的に、粒子状物質の低減に効果的な植物は、1枚1枚の葉があまり大きくなく、葉の裏側にしわが寄っている植物で、逆に、葉の裏に毛が生えている植物は静電気が起こりやすいため粒子状物質を吸収しにくく、低減効果があまり期待できないということです。これらを空気浄化のために家庭で活用する際は、20㎡の個室にこれらの植物の鉢植えを数個置いておくと、PM2.5濃度を20%程度低下させることができるとのことでした。また、光合成をするため葉の表面はにきれいに拭いてやる方がいいものの、裏側は手を触れないのがよいそうです。

以前から植物は空気を浄化するとされているので、ここ数年植物の売上げは年々伸びていて、今年に入ってからはパキラが前年比6倍以上売れたそうです。さらに、農村振興庁の発表の後はインターネット等でも飛ぶように売れています。また、韓国では郊外に行くと、ビニルハウスの連なった花卉団地が多くみられますが、こういった業者にも販売に関する問い合わせが殺到しているということです。

農村振興庁は今後、会社や学校において空気の浄化に植物を活用する「グリーンオフィス」「グリーンスクール」計画を推進し、粒子状物質の30%低減を目標ととすることを発表しました。また、これとは関係なくすでに緑化を進めている企業もあり、浄化効果だけでなく視覚作用によるリラックス効果もあると社員から好評のようです。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >