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ライフスタイル

第501話 20代の男性vs50代の男性、これだけ違う考え方

#アジュンマの井戸端会議 l 2019-04-25

玄海灘に立つ虹

© Getty Images Bank

今日は、韓国女性政策研究院が去年11月に全国の19才から59才までの男性3000人を対象に行ったアンケート調査の結果についてお話しします。


このアンケートで目を引くのは、男性が伝統的にすべきと見なされてきた役割についての回答で、20代と50代とでかなりのギャップが見られたことです。

たとえば、「家族の生計を支える責任は男性が負うべきだ」について、50代は70.8%が同意しましたが、20代ではっきり同意を示したのは33.1%だけでした。

また、「男性はつらいことがあっても表に出してはいけない」に50代は30.1%が同意しましたが、20代の場合ははっきり同意したのは18.2%にとどまりました。


では、20代の男性にとって価値あるものとは何なのでしょうか。「家族と十分な時間を過ごせない職場なら、転職を考慮する」という20代の男性は47.2%に達しています。50代の男性では27.2%でした。今の20代の男性はあくせく働くより家族との時間を大切にしたいと思い、仕事に生きがいを見出すような世代ではなくなってきているようです。それに、「掃除や洗濯など家事についての情報を頻繁に検索している」、「家具や食器などに関心がある」という男性も、20代が最多でした。かつて女性の役割と見なされてきたことや気質を受け入れるのにかなりオープンになっていることがうかがえます。その分、男性と女性の役割を分けることについての批判意識が強いともいえます。


軍隊についても、「軍隊に行ってきてこそ一人前になれる」という考えには50代で67.6%が同意しましたが、20代で同意したのは50%にすぎませんでした。ちなみに30代でも56.6%が同意しています。「軍での服務は失うものが大きい。得より損のほうが多い」に同意した50代は34.9%、20代では73.5%でした。さらに20代の男性の72.2%が「男性だけ軍隊に行くのは差別」だとして、64.7%が「女性も軍隊に行くべき」だと考えていました。


同じ流れで、「女性に夜勤や宿直をさせるのはよくない」と考える50代男性は29.9%でしたが、20代ではそう考えるのは9.9%しかいませんでした。また、50代では35.9%が「きつくて危ない仕事は男性がすべき」だと回答しましたが、20代ではそう考えるのは20.6%にとどまっています。


社会学科の教授は「50代男性が若かったときは働く女性の数が少なかったため相対的に女性に寛大になれたが、今の20代男性にとって同じ年頃の女性は配慮の対象ではなくライバルだからだ」とその理由を分析しています。

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