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文化体育観光部と韓国国際文化交流振興院が2008年から毎年発刊している韓流に関する報告書、最初は「韓流叢書(そうしょ)」という名前でしたが、その後2013年からは2016年をのぞき一貫して「韓流白書」という名前で出されています。その韓流白書の最新版、「2018年韓流白書」がでました。

白書は第1部の「韓流論」、第2部の「2018韓流部門別成果と展望」、第3部の「付(韓流連政策および論文)」で構成されています内容は16地域の7500人を象に施した「2019海外韓流態調査」を通じ「韓と言えば思い浮かぶイメジ」「最も人のある韓流コンテンツ」などを分かりやすく明したものです

韓流といえば、kポップなどのアイドル文化を思い浮かべがちですが、この白書が扱っているコンテンツは 放送・映画・音楽・公演・ゲーム・漫画・出版・ファッション・ビューティー・食べ物・観光というように多岐に渡っています。その内容の一部をご紹介しましょう。

放送:放送コンテンツの輸出は201317年の期間に地上波放送社の輸出額は減少したが、放送チャンネル使用事業者は同じ期間に20%、放送映像独立製作者は37%増加した。2018年の放送韓流の特徴はフォーマット輸出の活性化で、代表例がKBSドラマ「グッドドクター」だ。このドラマは日本のフジテレビでリメイクされ現地で高い視聴率を記録し、日本で製作された「グッドドクター」が韓国に逆輸入されてもいる。

公演:2018年公演芸術分野では「ツアー」の重要性が台頭した。これにより現地エージェンシーやプロダクションを通じて長期的な海外進出戦略を模索するチームが増えている。代表的な例としてはミュージシャン、パク・ジハは2018年2回のツアーと1回の招待公演を通じてアメリカとヨーロッパで10回あまりの公演をした。国楽クロスオーバーグループのブラックストリングは北米地域を基盤とした現地エージェンシーを通じて毎年海外ツアーをしている。

漫画:ウェブやモバイル中心のデジタル漫画はグローバル漫画市場ではその比重が小さいものの韓国の場合、デジタル漫画市場はすでに安定した市場となっている。特にコンテンツとプラットフォーム面で高い成長性を示しており、ラインウエブトーン、カカオページなど多くの国内ウエブ漫画が海外への進出に成功した。

ビューティ:2018年に集計されたUN統計によれば、国家別の化粧品輸出実績順位で韓国は2017年、フランス、アメリカ、ドイツに次ぐ4位に食い込んだ。韓国は5年間に年平均成長率40%を記録した。

ファッション:2018年に集計された「デザイナーファッション産業海外進出現況」によれば韓国のファッションデザイナーブランドの進出地域は中国が78%で圧倒的に多く、以下、ヨーロッパ34%、日本31%と続いている、海外市場進出に成功した地域はやはり中国が61%で、最も進出したい地域も中国だった。

食品:2018年韓国の農林水産食品の輸出額は93億550万ドルで3年連続歴代最高値を更新している。輸出の主要品目は飲料、さば、ビール、ラーメン、高麗人参、鶏肉の順だった。国家別には中国、香港、台湾を含めた中華圏が24.7%で1位を占め次が日本だった。

この「2018韓流白書」今日から大型書店の政府刊行物コーナーで購入できますが、 韓国国際文化交流振興院のホームページ(http://kofice.or.kr)からは無料でダウンロードも可能です。韓国語だけですが、興味のある方には参考資料としてお勧めです。

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