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© Getty Images Bank

私も去年の5月に結婚式をあげてそろそろ1年くらいなりますが、その間、韓国の結婚の風俗も変わってきたような気がします。特に結婚しない若者の数が増え、結婚式ならぬ非婚式も増えていると聞きました。非婚式、何ですか?


私も息子に「僕は結婚しないよ」なんて言われているので、非婚式というのも他人事ではないのではとちょっと心配です。

さて非婚式というのは、両親をはじめとする家族や友人を呼んで「一生結婚しないで一人で暮らします」と宣言する式のことです。会社員の30代半ばの女性は、ソウル郊外のカフェで非婚式を行いました。 「婚姻宣言文」を読み上げる代わりに「非婚宣言文」を読み上げる以外は、すべて普通の結婚式と同様です。式の前には一人でシングルウエディング写真を撮り、式では友人がお祝いの歌を歌い、出席者はお祝いのお金を出し、団体写真も撮りました。

「非婚」を宣言する20代、30代が増え、生涯未婚で過ごすことへの否定的なイメージが減っているといえます。結婚情報会社の調査によれば未婚の男女1000人の中で非婚を肯定的に評価した人は全体の過半数52.5%でした。

ただ一方では非婚式文化、実はその間、自分のだしたお祝いを返してもらう機会を作るという意味もあるようです。このまま一生結婚しないでいると、これまで友人の結婚式に出してきたお祝いを返してもらえないので、結婚式の代わりに非婚式を行うということです。

ロッテメンバーズが20代、30代の男女250人を対象に行った調査で「非婚式」を考えていると答えたり、肯定的に考えていると答えた105人の中で「お祝いを回収したくて」と答えた人が24.8%で、「結婚の圧力から抜け出したくて」と答えた45.7%の次に多かったということです。

30代後半の会社員の男性は「これまでに自分の出したお祝いの金額を合わせると中古の自動車1台くらいは買える。40前に結婚しなければ非婚式でもあげたい」と言っています。また、私の友人のお嬢さんが去年結婚しましたが、招待客からいただいたお祝いの中でお嬢さんの友人からのお祝いが一番金額が多かったということでした。そしてそれは「自分のときに返してもらう金額だから、たくさん出しても良い」と思っているからだと友人は分析していました。

別に結婚しないとわざわざ式までして宣言する必要もないと思いますが、非婚式、一つのイベントとして楽しんでするのなら、それはそれで自由かなと思います。それにしても非婚式の後で素敵な人が現れて結婚することになったらどうするんでしょう?

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