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ライフスタイル

生ゴミの処理

2019-05-27

玄海灘に立つ虹

© Getty Images Bank

だんだん暑くなってくるとゴミの始末、特に生ゴミの捨て方で悩んでしまいます。結婚する前は一人暮らしだったので、あまり生ゴミも出ませんでしたが、結婚して生ゴミの量も増えました。生ゴミの処理の仕方が日本と韓国では違いますが、これから夏にかけて快適に過ごす生ゴミの処理方法ありますか?


韓国でも地方自治体により、あるいは住んでいるアパートの管理組合によりゴミの処理の仕方が違います。

韓国ではゴミを出す時に燃えるゴミと燃えないゴミという区別はしていません。しかし今回調べたところ、韓国でも原則として、国内で出たごみはすべて、リサイクル、燃料への加工、焼却処分のいずれかの方法で処理されています。しかし2017年にスモッグの濃度が急上昇したため、韓国政府は汚染ガスを排出するとされる廃棄物発電所やごみ焼却施設に対する規制を強化しました。そのためごみ焼却施設の数は2011年の611カ所から昨年は395カ所まで減少しました。

燃えるゴミと燃えないゴミには分けていないものの、ゴミを焼却処分すると言う点では日本と同じです。では日本では燃えるゴミと一緒に処分している生ごみを韓国ではなぜ、別に処理しているのでしょうか?

うちの区では生ゴミ用のゴミ捨て袋が有料で売っており、それを買ってそこに入れて生ゴミ専用のゴミ箱に捨てます。ヒマワリチーフの住む、ヨイドでは生ゴミ専用のゴミ箱に捨て、その際に重さによってカードでお金を払うそうです。これから夏にかけて生ゴミはおいておくとすぐに臭ってきます。その点に関して、日本の主婦も韓国の主婦も同じようなことをしているなと思ったのが、日本のインターネットの主婦のコミュニティにも夏場は生ゴミは冷凍庫にいれて保存しているという書き込みがありました。私の韓国の友人も同じように冷凍庫で保存してから捨てていました。ゴミ出しの曜日が決まっていると冷凍庫で保存ということになるようです。そして日本にも生ゴミ専用のゴミ箱があります、という書き込みもあり、同じだと思いました。

ただ家庭で出す生ゴミの量は韓国のほうが多いのではないかと思います。前に韓国料理の本を翻訳した際に「다듬다」と言う言葉が必ず一番最初に出てきました。大豆もやしのナムルを作るときにも、ほうれん草のナムルを作るときにもこの言葉がでてきます。何かというと野菜の根や傷んだ部分などをきれいに取り除くということです。このきれいにする作業が韓国料理では非常に多いんです。野菜もそうですし、肉や魚もそうです。日本と違い韓国では野菜は土がついた状態で売っていることがよくあります。魚も切り身ではなく一匹まるごと売っています。魚は魚屋に頼めば切り身にしてくれますが、野菜はそうではありません。

毎年キムジャンの季節になると各家庭ごとに非常に多くの野菜クズがでてきます。大根の皮や、長ネギの根っこの部分、白菜の一番表の葉などです。同じように果物の皮も生ゴミとして大量に出てきます。このような野菜などの生鮮食品の加工の違いも家庭の生ゴミの量に関係している気がします。

そして生ゴミ処理機、日本でも韓国でも売られていますが、まだすべての家にあるという状態ではありません。生ゴミを出さないようにすればよいと、よく言いますが家で料理をする限り、生ごみは必ずでます。ですから解決方法は毎日3食、外食するしかありませんね。

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