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ライフスタイル

チキンはご飯のおかず?

2019-06-10

玄海灘に立つ虹

© Getty Images Bank

前に夕飯のおかずとして鶏のから揚げを作りご飯と一緒にだしたところ、主人からチキンにご飯なんて考えられない、チキンはご飯のおかずじゃないと言われました。韓国人にとってチキンはそれだけで食べる、ビールのお伴であり、おかずではないんですか?


昔は韓国でも鶏肉を使った料理はご飯のおかずでした。代表的なメニューが参鶏湯とタットリタンです。この二つの料理は前から家庭料理として作られてきたものです。ですからご飯のおかずだったので、当然ご飯と一緒に食べていました。

ただ参鶏湯はリスナーの皆さんもご存知のようにご飯は、もち米が鶏のお腹の中に入っています。そしてタットリタンは鶏肉とジャガイモ、人参などの野菜を辛く味付けて煮た鍋料理です。

その後、安東の郷土料理だったチムタク、春川の郷土料理だったタッカルビ、さらに東大門の名物タッカンマリなどがどんどん登場して来ました。どれも大勢でわいわい食べる料理なので、ご飯のおかずというよりは外食のメニューです。そしてたとえばタッカルビの閉めはポックンパブ(焼き飯)にしたりします。そのためご飯と言ってもポックンパブにする場合が多いです。

そして一番人気のチキン、ヤンニョムチキンが登場してきました。これはもう100%ビールのお供ですよね。ですからヤンニョムチキンをおかずだと認識している韓国人はいないでしょう。そしてそういう感覚から見ると、ヤンニョムチキンに似た、味付けした鶏を揚げる日本のから揚げをご飯のおかずとして食べるのはなんだか不自然なのだと思います。

ご飯のおかずとして鶏肉料理を作りたければ、タットリタンを作ってみてください。これならご主人も納得してご飯のおかずとして食べてくれると思いますよ。KBSの社食でもタットリタンはときどき登場するメニューです。

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