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これから梅雨になるとマッコリとチヂミが恋しくなります。ところがこのチヂミと言う料理いろいろな言い方があり、種類も多いようです。秋夕や旧正月、先祖の祭祀のときに作るのはジョンと呼ばれており、これは雨の日にたべるチヂミとは違います。どう違うのでしょうか?


チヂミと言う単語、実は私は日本語なのかと思っていたら韓国語なんですね。というのは私のまわりでは「ブチンゲ=부침개」という名前が使われていたので、チヂミというのはてっきり日本語だと思っていました。

さてこのチヂミ、そのほかにも「ブチンゲ=부침개」「ジョン=전」などと呼ばれています。

日本のお好み焼きに似た料理としてはネギのいっぱい入った「パジョン」、ニラを入れた「プチュジョン」、キムチを入れた「キムチジョン」、緑豆をひいて生地にして焼き上げる「ピンデトッ」などがあります。どれも小麦粉を各材料と混ぜてそれを鉄板などで油で焼き上げます。見た目も日本のお好み焼きに似たチヂミ料理だといえます。

一方、祭祀や旧正月、秋夕の時に先祖へのお供えとして作る料理は「ジョン」と呼ばれています。作り方は魚の切り身や肉、野菜などに小麦粉をつけてそれに卵をまぶして油で焼くというものです。ですから出来上がったときの形が、お好み焼きのような円盤型ではなく、それぞれの食材の形です。魚の切り身なら切り身、エビならエビ、牛肉を薄くスライスしたもの、しいたけをそのまま使ったり、ズッキーニを薄く輪切りにしたり、あるいは青唐辛子の中に肉を詰めたりして作ります。

最近は居酒屋やジョンの専門店では酒の肴としても売られていますが、根本的には祭祀のときのお供えでした。

ということでチヂミ、プチンゲ、ジョンに共通するのは、どれも肉、魚、野菜を材料としてそれを小麦粉を使って、熱い油で焼き上げる料理だということです。昔は 家庭料理として家で作られていましたが、現在は高級韓国料理のお店から、町の食堂、そしてデパ地下でも売られています。韓国にいらしたら必ず一度は口にするメニューだといえましょう。

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