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ライフスタイル

第516話 束草(ソクチョ)海水浴場が夜間もオープン!

#アジュンマの井戸端会議 l 2019-08-08

玄海灘に立つ虹

© YONHAP News

江原(カンウォン)道の海岸、韓国の東の海岸には、92の海水浴場があります。

なかでも観光客で賑わう海水浴場の一つ、束草(ソクチョ)海水浴場が東海岸では唯一夜間もオープンしていて注目を集めています。

夜間といっても午後9時までのオープンですが、他の海水浴場では午後6時くらいには遊泳禁止になるので、それだけ長く遊べることになります。夜間遊泳が可能になった大きな理由は、束草市が、束草海水浴場に大きな照明塔を設置したからです。照明塔は野球場やサッカースタジアムでみられるようなもので、LEDを搭載しています。海岸の中心部に2塔設置され、1塔の価格が1億ウォンにのぼるということです。

高価な照明塔を設置したからといって、広い海で夜間に遊泳することに事故の危険がまったくないとは言えないでしょう。そうした懸念の声に対して、束草市は、遊泳可能な区域を砂浜から30メートルとし、暗がりでも目に付く浮標を設置するとともに、50人余りの安全要員を配置しました。また海洋警察の救助艇と水上バイクを遊泳区域とそうでない区域との境界線付近で待機させています。束草市の関係者は「照明塔を使うと、遊泳可能区域が十分に明るくなり、安全要員も至る所に配置しているので、現在まで事故は1件もなかった」と話しています。それ以外に注目されるのは、「海辺が明るくなったため、ごみや喫煙が目に見えて減った」と話していることです。

東海岸の海水浴場では、夏の間、入場客が捨てたごみの多さに悩まされているところが多いのですが、束草でも例外ではなく、去年、海水浴場がオープンしていた45日間で155トンのごみが捨てられたということです。1日平均3.4トンに達します。ところが今年は、先月5日の海開きから先月30日までに発生したごみは44トン。1日平均1.7トンにすぎません。束草市では、未明まで照明を明るくしていることがごみの軽減に役立っているとみています。束草市では海水浴場をオープンした日から毎日、午前4時まで照明を点けています。もちろん照明塔の照明を一日中全部点けているわけではなく、時間に応じてランプの一部だけを点けているということです。

最近では夜間も海水浴場をオープンしようという自治体が増えています。忠清(チュンチョン)南道保寧(ポリョン)市にあるテチョン海水浴場では、先月29日から今月10日まで、一部の区間に限り、夜9時まで遊泳ができるようにしています。釜山の海雲台(ヘウンデ)海水浴場では2016年からシーズン中一定期間、夜間遊泳ができるようになっています。今年は先月26日から今月11日まで、夜9時までのオープンとなっています。

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