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ライフスタイル

韓国式 お茶漬け

2019-08-12

玄海灘に立つ虹

ⓒ Getty Images Bank

暑い日が続いて食欲もありません。台所で料理をするのも嫌になるこんな時期、お勧めの料理はありませんか? 特にお昼、一人で食事を済ませるなんてときに、日本なら素麺でも茹でてとか、お茶漬けで済ませるとか、簡単にできる料理があるのですが、韓国はどうですか?


日本のお茶漬けに対抗する韓国の簡単メニュー、それはまさしくご飯にムル(水)をかけて食べることです。最近は水と言えばミネラルウォーターを差しますが、うちの子供たちが小さかった頃はまだ浄水器などは無かったので飲料水用には麦茶を沸かして飲んでいました。今でも麦茶はよく飲んでいます。

この麦茶を食欲のないときにはご飯にかけて食べます。ただの水もありです。日本のお茶漬けと変わらないと思うかもしれませんが、大きな違いは韓国式は冷たい麦茶や水をご飯にかけて食べることです。まさに流し込むようにご飯を食べるこの料理、なかなか美味しいんですよ。

インターネットで調べてみたら、日本の書き込みに「韓国ドラマを見ていたら白いご飯に水をかけて食べていました。おいしいんですかね」というのがありました。日本の皆さん、韓国ドラマを見て不思議に感じているようですね。

そしてそんな風に韓国ドラマに登場する韓国風の食べ方、料理がもう1つあります。例えば、こんな場面です。シオモニや会社の上司に怒られてムシャクシャしている主人公。ご飯に冷蔵庫の中の余ったおかず類、特にナムルやキムチなどを小さく切っていれ、そこにコチュジャン(唐辛子味噌)とごま油をかけてひたすらよく混ぜます。そしてそれをもぐもぐ食べることでストレスを晴らします。これが韓国式のやけ食いです。

韓国料理店で出てくるピビンパブはご飯の上にナムルがきれいに並べられて出てきますが、ピビンパブの「ピビダ」というのは要するに「混ぜる」ことです。ですからご飯とコチュジャン、そしてごま油さえあればそこに何を混ぜてもかまいません。この真っ赤な辛いご飯をむしゃむしゃ食べることで韓国人はストレスを発散します。

ご飯に水をかける食べ方、そしてご飯に冷蔵庫のあまり物を入れて唐辛子味噌をかけてよく混ぜて食べる食べ方、これがまさに一番韓国らしい、そして一番簡単な料理です。

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