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ライフスタイル

韓国の怪談・都市伝説 - 1

2019-08-19

玄海灘に立つ虹

© KBS

夏に付き物の怪談話、韓国にもいろいろな怪談話や都市伝説があると思うのですが、私はあまり知りません。日本だと幽霊や妖怪などが出てくるのですが、韓国もそうですか?


昔KBSの人気番組に「伝説の故郷」という番組がありました。この番組では毎回、韓国各地に伝わる怪談話が紹介されていました。特に有名なのは尻尾が9本の「九尾狐」と呼ばれる狐で、美女に変身して若い男をたぶらかしてその肝を食うという話です。しかし、これはもともと中国の伝説に登場する妖怪です。「九尾狐」は何度も映画化され、歴代の美人女優が主演を演じてきました。

ということで今日はちょっと視線を変えて韓国の都市伝説をご紹介したいと思います。これは韓国外国語大学の小澤教授が2012年に発表された「韓国大学生の語る怪談・都市伝説」の内容から抜粋したものです。

韓国の大学生の語る学校の怪談のなかで一番多かったのが銅像に関するものでした。基本的には学校の校庭にある銅像が夜中に歩き回っているというものです。たとえばこんな内容です。

 学校担任先生ってい た学校怪談してくれました。その学校のグラウンドにはんでいる兄妹銅像があって,その銅像にはつの伝説があったそうです。それは,一年一回兄妹んでいるがめくられるというです。こらないには2ペジ,学校いことがこれば3ペジ,そしていいことがあれば1ジずつめくられたそうです。旅行きなバス事故あったには,いつになくくめくられていたそうです。 

 学校運動場檀君像ありました。なぜかはわかりませんが,当時学校にはだいたい檀君像てられていました。たいがいの銅像がそうであるように,この檀君像にもじような怪談がありました。それは午前零時になると檀君像ってめるというものでした。

日本でも二ノ宮金次郎の銅像が動き回るという怪談話があるようですが、どうも校庭の銅像というのは日本でも韓国でも動き回るのが好きなようです。

そしてこれは怪談というよりは都市伝説として有名な話があります。

ソウルの汝矣島(ヨイド)にある国会議事堂地下に「跆拳V」というロボットがあって,国家危機戦争など)にはそのロボットが地下かられ,すという都市伝説です。

国会議事堂のドームのところが二つに割れて国の危機の際にはそこから正義の味方のテッコンVという、日本のマジンガーZに似たロボットが飛び出してくるというものです。

この伝説、実に漫画的な発想なんですがなぜか広く広がっています。私も聞いたことがあります。皆、嘘だと分かっているのですが、なぜか未だに続いている都市伝説で、怪談というよりはむしろ微笑ましい伝説です。

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