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© Getty Images Bank

先週は韓国のトック(餅)は日本の和菓子のように季節や年中行事と深い関係があるという話を聞きました。面白いのはトックというのは、冠婚葬祭のお祝いの席にもそして悲しい席にも登場するんですね。

韓国人の冠婚葬祭、そして日常生活にトック(餅)は切ってもきれません。一番のお祝いの席、結婚式のあとの披露宴でのことです。韓国はお客の数が多いのでビュッフェスタイルで披露宴をする場合が多いです。その際、たくさんの料理の最後、デザートのコーナーには必ず、果物、西洋風のケーキの隣に餅の皿が並んでいます。

ビュッフェに餅というのは、結婚式だけではありません、子供の1歳のお誕生日を祝うトルチャンチの席でもそうですし、普段のホテルのレストランのビュッフェのコーナーでも必ずデザートコーナーには餅が置かれています。どうも韓国人は何かを食べた後にはデザートとして餅を食べないと落ち着かないようです。

興味深いのは葬式のお通夜の席でも出てくる料理の中には必ず餅が入っているということです。韓国のお通夜はユッケジャンなどのスープとご飯、そしてナムルなどの料理がでますが、その際にも必ず餅は登場します。

また餅はその場で食べるだけでなく何かの挨拶の際に配ることもよくあります。

KBSでも新入社員が3ヶ月の研修のあと職場の先輩方に挨拶だといって同期入社の何人かで一緒に一口サイズの餅のセットを配っていました。結婚式の後に、式に来られなかった人にもお礼にと、配ることがあります。このほかにも、たとえば引越しの際にご近所に配るのも昔からの習慣です。

ではこのような餅はどこで買うのでしょう。韓国では餅屋は日本の和菓子屋のようにどこにでもあります。デパ地下にも入ってますし、市場の中にもありますし、街角にもあります。

そして昔は何かあれば大量に買って配りましたが、最近は最初から小さなパックに入れられて販売されているのがほとんどです。そしてアンコや黄な粉の使われた甘いものから、もち米だけでなく玄米や黒米を使った健康食の餅も販売されています。

この健康食タイプの餅は忙しい現代人の朝ごはんの代用食としてもよく食べられています。

さて2週間にわたって韓国のトック(餅)についていろいろとご紹介して来ました。最後に彩さんのお勧めはトックケーキです。最近ではきれいな花の形をケーキの上に飾った物もあり、ケーキの台も、飾りの花も全部トックで作られています。

マルコメは数多いトックの中でもヤクシク(薬食)をお勧めします。もち米とナツメ、醤油、ごま油、栗などを一緒に蒸したものです。ごま油と醤油の風味の効いた日本のおこわにも似た餅です。友人は圧力鍋でさっと作ってましたし、姑は結婚した当時、よく大きな蒸し器でたくさん作っていました。

残念ですが日本ではなかなか食べられない韓国のトック、ぜひソウルに来て召し上がってください。

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