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ライフスタイル

クラウドサービス

#マル秘社会面 l 2020-01-15

玄海灘に立つ虹

© Getty Images Bank

世の中は日に日に進歩を続けています。2020年にもさらに世の中は便利になっていくでしょう。しかし一方で便利だと言われているものが、実は大きな不便を引き起こしてしまうこともあります。今週と来週はそんな話をお届けします。

今年になりこんなニュースが報道されました。

人気俳優のチュジンモさんは7日、携電話がハッキングされて文字メッセジなど個人情報がオンライン上に流出する被害が生じたと明らかにした。チュジンモさんの所事務所は7日、被害の事え、「芸能人という理由でプライバシ侵害および個人資料をメディアに公開するという脅迫を受けていて、金品を要求されている」と明らかにした。ソウル警察サイバ安全課は8日、一部の芸能人のスマトフォンハッキングおよび脅迫被害事件にする査に入った。

今回の事件でハッキングを受けたのはクラウドサービスだったということが分かりました。実は最近「効率よく仕事をするにはクラウドサービスを利用するのがお勧めという」という記事を読んだばかりだったので。このニュースはショックでした。便利なクラウドサービスですが、実は問題もあるのだということが今回の事件で分かりました。

クラウドは、コンピューターの利用形態のひとつです。インターネットなどのネットワークに接続されたコンピューター(サーバー)が提供するサービスを、利用者はネットワーク経由で手元のパソコンやスマートフォンで使います。

最近、多くのスマートフォン使用者がアイクラウド(iCloud)、サムスンクラウド、グーグルクラウドのアカウントとスマートフォンを連動しています。クラウドとスマートフォンを連動すれば、普段の自身のスマートフォン使用記録、メッセージ、写真・動画ファイルなどがクラウドに自動でアップロードされます。

個人情報が入ったクラウドアカウントがハッキングされれば、今回の事件のように深刻な被害につながるおそれがあるということです。今回使用されていたスマートフォンがサムスン電子のものだったようで、サムスン電子は10日に

「サムスンギャラクシフォンやサムスンクラウドサビスがハッキングされたのではなく、一部ユのアカウントが外部に流出・盗用されたと推定される」

と発表しクラウドサーバー自体は安全だと強調しました。では何が問題だったのでしょうか。専門家たちはIÐと暗証番号の管理不十分から起きた事件だとみています。クラウドサービスはスマートフォン、自宅のパソコン、会社のパソコンのどこからでも利用でき便利ですが、その分、一度ハッキングされてしまうとすべて流出してしまいます。

スマートフォンの代理店ではこんな話をしています。

「韓国ではスマートフォンを開通する際に顧客サービスの一環として古いスマートフォンの中のデータを新しいスマートフォンに移してあげるサービスをすることがよくあります。写真や住所録などを主に移してくれという要望が多いです。その際に時間を短縮するためにクラウドを顧客のメールアドレスを入力して開設、暗証番号を任意で00001234にして作業をする場合が多いです。顧客はその後、暗証番号を変更したりバックアップデータを消す必要があるのですが、これを忘れてしまい、スマートフォンを変えた後何年も、以前のデータがそのまま放置されていることがあります」

この場合、スマートフォンの持ち主は自分がクラウドサービスを利用していたこと自体、気づかないまま過ごしてしまうこともありえます。

ということでクラウドサービス利用時の忘れてならない5つの事項を最後にご紹介しましょう。

  1. 既存のサイトとは違うIDと暗証番号を使用する
  2. 暗証番号は周期的に変更する
  3. 二重保安装置を必ず使用する
  4. 共用パソコンからはクラウドアクセスはしない
  5. ハッキングに備えて保存装置に二重保存する

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