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ライフスタイル

新型コロナウイルスと個人情報

#マル秘社会面 l 2020-02-19

玄海灘に立つ虹

© YONHAP News

アメリカのウォールストリートジャーナルは16日、「韓国政府がビックデータを活用して新型コロナウイルスの感染者の足取りを迅速に公開することで感染の拡散はもちろん、恐怖心も減らしている」と報道しました。

さらに「保健当局が感染者のクレジットカードの使用内訳、防犯カメラ、スマートフォンの位置記録、交通カードの利用内訳、出入国記録など、デジタル情報をもとに感染者、あるいは感染の危険のある人を追跡して関連情報を国民に公開している」と伝えました。

また特に中国から韓国に入国した人に対しては義務的に携帯電話を提出させ、そこに政府のモバイルアプリをダウンし、健康情報を毎日報告させるようにしている。万一、二日間報告がなければ政府が該当者に電話をかけ、どこにいるのか追跡する措置を講じます。

感染者は名前ではなく番号でだけ公開され、個人情報を収集されるという事実を告げられ、最近どこに行ったのか話さなければなりません。その際に拒否権は認められません。

ウォールストリートジャーナルは韓国のこのような措置は多くの西洋国家では個人のプライバシー侵害だと言われるかもしれないとも指摘しています。

もう一つ、こんな報道もありました。彼女と週末にデートをしていた20代の男性、感染者の一人が彼女の家の近くの街を歩いていたという報道に接し「武漢肺炎ドットコム」というサイトを開発したという話題です。

このサイトは感染者の移動経路と個人情報が一目でわかり、感染者の情報を知人に簡単に知らせることができると言うものです。この男性はインタビューで

「12番目の感染者の動線を確認してみたところ、記事ごとに違い、インターネット上にはニセと思われる情報も見られ、開発しようと思いました。感染者ごとの動線をタイムライン式に構成しています。10時間ほどで開発しました」

このアプリには地図機能もついており、感染者ごとの動線が地図上に現れるようになっており、さらにそれをそのままラインやフェイスブックなどのSNSを通じて送信できる機能もついています。

このカップルは現在も仕事の合間に記事や検索語をチェックし、動線の把握、情報のアップデートをしているということです。また男性は「応援してくださる方と情報収集要請を手伝ってくれる人も多く、やりがいを感じています」と語っています。

これらのニュースに接して感じたのは、新型コロナウイルスに韓国でかかってしまったら何よりも怖いのが個人情報、プライバシーが無くなってしまうことだということでした。皆さんマスクと手洗い、習慣化しましょう。

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