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ライフスタイル

新型コロナウイルス―4月新学期

#マル秘社会面 l 2020-03-18

玄海灘に立つ虹

ⓒ YONHAP News

ニュースでもお伝えしましたが、教育部は17日「新学期の開始を4月6日に延期する」と発表しました。日本と違い3月新学期の韓国では本来は3月2日に新学期が始まる予定でしたが、それが5週間も遅れてしまうことになりました。

4月新学期、これは日本でいえば新学期が4月から5月に変わったようなものです。これで教育日程自体の大幅変更が余儀なくされてしまいました。

新型コロナウイルスの流行で教育部はまず先月23日に春休みを1週間延長し、今月12日にさらに2週間延長しました。

これまでは冬休みを繰り上げて使い、新学期の始まりを遅らせるという形でしたが、今回の発表により今後は法で定められた授業日数(幼稚園180日、小中高190日)事態を減らさなければなりません。

これに対して教育部は削減された授業日数の分だけ、履修時間も減らすようにと言っています。先生方の間では履修時間を減らさずに授業日数だけ減らすとなると1日の授業時間を増やすほかないと憂慮の声がでていましたが、その心配はなくなりました。

もう少し具体的に新たな日程を見ていくと3月新学期の場合、4月末か5月の初めに中間テストが行われていましたが、これが5月中旬から下旬にずれ込んでしまうため、1学期の中間テスト自体をなくしてしまう可能性が高まっています。

そして7月中旬から始まっていた4週間の夏休みが2週間に短縮され、2学期が8月の初旬に始まる可能もあります。

また授業日数の削減は中高生、特に大学受験を控える高校生には大きな影響がでるものと思われます。そのため一番気になる11月に予定されている日本のセンター試験にあたる大学修学能力試験などの大学入試の日程についても調整の必要が出てくるものと思われ、その判断は4月に行うとしています。

またこのような教育日程の変更により受験生が自分の実力を判断し、受験大学を決める目安とする全国一斉の模擬試験の日程も大幅な変更が予想されます。さらにこのような先の見えない教育日程のせいで、すでに今年の大学受験は浪人生有利という声も聞こえてきます。

一方で小中高校と違い、大学はほとんどが今月16日から新学期を始めています。しかし普段の年とは違い最初の2週間は大学キャンバスでの授業ではなく、非対面・オンラインでの授業を進めています。つまり先生も学生もパソコンの前に座りインターネットで講義を受けるということです。

知り合いの教授はスカイプを使い今週、最初の授業を行いました。最初の授業なので出席の確認と自己紹介だけで終わりましたが、次回が心配だと言っていました。またパソコンの画面に自分の映像が継続して流れるのが負担だと、愛犬を抱いて愛犬の顔を映していた先生がいたとか、何かを食べながら授業を聞いていた学生いたようで、その食べる音が同じ授業を聞いている全部の学生に聞こえていたというようなエピソードも聞こえてきます。

先生も生徒たちも生まれて初めての4月新学期が韓国で始まろうとしています。混乱の日々が長く続きそうです。

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