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ライフスタイル

第548話 ペットフレンドリーな製品いろいろ

#アジュンマの井戸端会議 l 2020-03-24

玄海灘に立つ虹

ⓒ Getty Images Bank

ペットを飼っている世帯数が1000万を超えたと言われている韓国。韓国でペットは一般に「伴侶動物」と呼ばれており、家族の一員として存在感を増しています。そんな中、いろいろなペットフレンドリーな製品が販売されています。


まず「ペット家電」ですが、脱臭と毛やほこりを取り除く機能が強化された空気洗浄機や毛やほこりを効果的に吸い込む掃除機などが代表的で、特に「ペットブラシ」が採用されている掃除機も出ています。ソファーやカーペット、ベッドなどについているペットの毛を効果的に除去することができるといいます。また、ペットのおやつを自動調理できる機能が追加されたオーブンもあります。鶏胸肉のジャーキーやかぼちゃのスティックなどペットのための16のメニューをオーブンでつくれるということです。ホームクリーニング機(スチームなどで洗濯機では洗えない衣類の除菌、除臭を行ったり、振動でしわやほこりなどを落とせる)もペットの毛やほこりなどを効果的に除去すると謳っています。


また、ファストフードを中心にペットのためのメニューを販売しているところが増えています。見た目は人間が食べるメニューと同じですが、動物が食べてはいけない食材を使わず、消化がしやすい材料でつくられています。たとえば、ピザ大手のミスターピザでは、韓国のピザメーカーとして初めて、ペットのためのピザ、ミスターペッザを去年9月に発売しました。小麦粉でなく米粉でつくった消化しやすいドウ(生地)にラクトース(乳糖)フリーの無塩チーズが使われ(乳糖を分解することができず塩分を摂ってはいけない動物がいるため)、その上に牛肉やさつまいも、鶏の胸肉などペットが好きなトッピングをのせています。ミスターピザの関係者は「ピザのデリバリーを頼んで食べるとき、ペットから、食べたそうな見られるのがしのびなかった飼い主さんに好評」だと話しています。


またバーガーキングでは、3月1日から2週間、デリバリーサービスを利用した顧客に限り、犬のおやつの無料贈呈イベントを行いました。グルテンフリーの小麦粉と加水分解チキン(鶏肉を加水分解して半消化状態にして、アレルギーを出にくくする)でオーブンで焼いてつくった、骨の形をしたおやつです。去年5月に初めてこのイベントを行い、反響が大きかったので今回2度目となったそうです。フライドチキンチェーン店のチキンプラスではペット用のフライドチキン(鶏の胸肉にアマシードなどを混ぜこねたもの)を販売しています。


ペットのための飲み物で、お酒を模したものもあります。ペットのための、ビールと似たような色と味をした飲み物(麦、ブドウ糖、炒った玄米などが主な材料)や、ソジュ(焼酎)(サツマイモの香りをつけた)、マッコリ(ココナッツウォーター)などを作っている韓国のメーカー、トリートテーブルでは、パジョン(ねぎのチヂミ。アスパラガス、サツマイモなどでつくる)やチメクセットなども販売しています。

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