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ライフスタイル

766億ウォンを寄付した80代の女性企業家

#マル秘社会面 l 2020-07-29

玄海灘に立つ虹

ⓒ YONHAP News

80代の女性企業家が、生涯貯めた資産766億ウォンを大田のKAIST(韓国科学技術院)に寄付し話題になっています。話題の主人公、グァンウォン産業の会長イ・スヨンさん83歳は23日の寄付当日こんな風にその動機を語っています。

「科学はよく分かりませんが、科学の力がどれほど大きいかは知っています。韓国の未来をリードする科学技術の人材を育ててください。願いはそれだけです」

実はイさんが KAISTに寄付をするのは今回が3回目です。最初は2012年に80億ウォン相当のアメリカの不動産を寄付し、2016年にはまた10億ウォン相当の不動産を寄付しました。そして今回は676億ウォン相当の不動産をまた寄付しました。合計766億ウォン、これは KAIST史上一番高額な寄付だということです。

ソウル大学法学部を卒業したイ・スヨンさんは1963年にソウル新聞に記者として入社し、その後韓国経済新聞、ソウル経済新聞などで記者として活躍します。その後1980年に当時の全斗煥政権による言論統廃合により職場が無くなり、事業家への第2の人生を始めることになります。

もともと記者在職中から週末農場をしており、養豚業もしていました。記者を辞めてからは本格的に農場経営に乗り出します。父が娘の結婚資金だと残してくれた50万ウォンを資本に豚2頭から始め、その後、豚の数は1千頭にまで増えます。さらに1988年に不動産事業を始め、グァンウォン産業を設立し巨額の財産を手にします。しかし未婚の女性企業家に対する世間の風当たりは厳しく、特に80年代には組織暴力団から狙われることもあったといいます。さらに腎臓がんにかかり闘病生活も経験しました。

まさに七転び八起の人生です。彼女は

「こんな風に貯めた資産なのだから、無駄にしてはいけない。若い学生を少しだけ助けてあげれば、自ら発展して社会に大きな貢献をしてくれるだろう。運が良ければノーベル賞の一人や二人が出るかもしれないし」

と寄付の背景を語っています。766億ウォンという巨額の寄付も驚きですが、もう一つ彼女にはびっくりの事実があります。今年83歳になるイ・スヨンさん、実は人生80年以上を独身で過ごしてきて、わずか2年前にソウル大学の同期同窓で、初恋の相手であったご主人キム・チャンホン弁護士と結婚しました。

80代で初恋の相手と結婚し、財産はポンと寄付するなんて、実にカッコ良いおばあちゃんではありませんか。うらやましいですよね。巨額の財産も、それをポンと寄付する度胸も、そして80代で結婚する勇気も。

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