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ライフスタイル

第574話 チュソクを迎える映画館、女性パワー強し!

#アジュンマの井戸端会議 l 2020-09-22

玄海灘に立つ虹


チュソク(秋夕)は映画業界にとってかき入れ時です。いまは新型コロナウイルスの影響で、映画館に足を運ぶ人がだいぶ減ってきていますが、それでもチュソクの連休を前に新作が次々に公開される予定です。しかも今年のチュソクを前に公開される映画は、女性が主人公の映画が多いのが特徴です。


まずシン・ミナ主演の『ディーバ』です。韓国で初めて、ダイビング(高飛込み)を素材にした作品で、ジャンルはスリラーです。ダイビング・クイーンの異名をとっていた選手が謎の交通事故に遭い、自分の中に潜んでいた欲望と狂気に目覚めたことで起きる出来事を描いています。シン・ミナさんは、『私の愛、私の花嫁』(2014)以来6年ぶりの映画出演。ダイビング選手に扮するため、高所恐怖症と闘いながら何度も飛び降りたといいます。女優のイ・ユヨンさんがシン・ミナさんの古い友人でありライバルに扮している他、監督も女性で、まさに女性パワーが感じられる作品です。ちなみに監督はチョ・スルヘさん。ソン・ガンホ主演の『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~(原題:タクシー運転手)』(2017)の脚色を担当しました。9月23日公開。


次はハ・ジウォンさん主演の『担保』です。借金取り立て業者の男二人が担保として9歳の女の子を引き取って育てるというヒューマンドラマで、ハ・ジウォンさんは担保になった女の子が成人した役で出演します。9月10日に公開される予定でしたが、首都圏でより強力な防疫措置が取られたことで公開が延期となり、9月29日に公開予定。ハ・ジウォンさんが韓国映画に出演したのは2016年『パーフェクト・プロファイラー 命がけの恋愛(原題:命を懸けた恋愛)』以来と、こちらも久しぶりの映画ですが、ハさんは「シナリオを読んで、小さな女の子と二人の男性が本当の家族だと感じられとても感動した。たくさん泣いた。心から出演したかった」と話しているほどの熱の入れようです。1990年代が舞台になっているため、ポケットベルや公衆電話ボックスなど懐かしいモノも登場します。


そしてイ・ジョンヒョンさん。日本で来年1月に公開される予定の映画『半島』に出演しています。今回はコミックスリラー『死なない人間の夜』に出演しました。 『人喰猪、公民館襲撃す(原題:チャウ)』(韓国の山村を舞台に、狂暴な人食いイノシシの恐怖と、それに立ち向かう人々の姿を描いたパニックホラー)などで独自のスタイルとジャンルを切り開いたシン・ジョンウォン監督の8年ぶりの新作で、イさんをはじめ、ソ・ヨンヒ、キム・ソンオ、ヤン・ドングン、イ・ミドなど個性派俳優が揃って出演しています。死なない“アンブレーカブル”を殺すために奮闘する人たちを描いていて。イ・ジョンヒョンさんは、幸せな新婚生活をしているお嫁さんですが、夫と一緒に暮らすためには、アンブレーカブルを先に殺さなければならない女性の役です。ちなみに、地球を植民地にしようとする地球外生命体である“アンブレーカブル”という前代未聞の役で登場するのは俳優のキム・ソンオさんです。9月29日公開。


他にも、ソン・ユナさんが、8歳の知能を持つ男性が性犯罪者にされる悲劇を描いた映画『石ころ』に先生役で出演します。2010年以来の映画主演作(2019年に特別出演)にこの作品を選んだ理由として、「シナリオを読みながら感じた感銘を観客の皆さんと分かち合いたいと思った。関心を持つべき物語だと思った」と話しています。10月公開予定。

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