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ライフスタイル

第582話 今年ネットフリックスでよく観られた作品は?

#アジュンマの井戸端会議 l 2020-11-17

玄海灘に立つ虹


韓国でネットフリックスへの支払い額が10月に500憶ウォンを超え、月間の決済額がこれまでで最高を記録しました。20歳以上の韓国人男女が10月、ネットフリックスにクレジットカード、デビットカードで決済した額が514億ウォンだったということです。月間の決済額としてはこれまでで最高となり、362万人が決済したものと推定されます。


年齢別にみると、決済した人のなかで一番多かったのが20代で36%、次いで30代が25%、40代20%、50代以上は19%でした。去年同じ期間韓国国内でネットフリックスに支払われた額は261憶ウォンでした。1年で97%増えていて、ほぼ倍になったことになります。ネットフリックスへの決済額は、新型コロナウイルスへの感染者が急増し、在宅勤務や外出自粛が叫ばれていた今年3月から増加しました。今年2月には212億ウォンでしたが、3月に361億ウォン、4月440億ウォンと増加を続け、その後9月まで400憶ウォン代でしたが、10月に初めて500憶ウォンを突破しました。


ネットフリックスは月額課金制のサービスで、クレジットカードやデビットカードの他にも、スマホ料金やインターネット料金とまとめて支払うこともできたり、一部のプリペイドカードを使えたりするので、その他の方法を合わせると、ネットフリックスに支払われた額はもっと多いことになります。ちなみに今年9月の時点で、ネットフリックスのサービス利用者は全世界で1億9500万人です。


ではネットフリックスでもっとも多く観られた映画、テレビドラマは何だったのかみてみましょう。ネットフリックスでは今年2月から、地域別に「今日のトップ10」、「今日の映画トップ10」「今日のテレビ番組トップ10」の3つが公開されていますが、詳しいデータの分析は行われていません。ただ、地域別のこれらデータをもとに世界81か国の順位を毎日集計しているサイトがチェコのプラハにあります。そのサイトをもとに今年2月から11月11日まで、ネットフリックスを通じてよく観られた映画、ドラマのランキングを割り出した結果が朝鮮日報に載っていたので、そのなかから一部をご紹介します。


まずネットフリックスを通じて韓国国内で観られた映画の3位に『ハウルの動く城』がランクインしています。ネットフリックスで宮崎駿監督の作品が観られるようになったのが今年2月からで、2月から4月にかけて段階的にアップロードされました。ちなみに韓国国内で観られた映画の2位(『正直な候補』)と5位(『#生きている』)は韓国映画でした。『#生きている』は全世界の順位で16位に入っていて、ペルーで4位、ボリビアで7位と、「Kゾンビ」と呼ばれるようになったジャンルものが、アジアを超え、南米でも人気を得ていることがうかがえます。


テレビ番組は、韓国国内ではほとんどが韓国ドラマが占めていて、韓国では、見逃したドラマを視聴する目的でネットフリックスが利用されていることがわかります。1位は『賢い医師生活』、2位は『秘密の森』、3位『サイコでも大丈夫』、5位が『青春記録』などとなっています。特にドラマに関しては、韓国ドラマが日本でも人気があることがわかります。日本はネットフリックスで観られたテレビ番組の上位10位までのうち、韓国ドラマが5つを占めていて、そのうちの1位が『愛の不時着』、2位が『梨泰院クラス』でした。特に『愛の不時着』は日本で229日間、トップ10に入っていたということです。


ちなみに台湾はトップ10のうち9つ、マレーシアは8つ、ベトナムは7つが韓国ドラマでした。また世界で一番人気のあった韓国ドラマは『サイコだけど大丈夫』で、全世界で15位、台湾、マレーシア、ベトナム、フィリピンなどアジア圏で1位でした。ナイジェリアでも3位とアフリカ大陸でもチャートにランクインしていました。

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