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ライフスタイル

第597話 映画館の新しい試み

#アジュンマの井戸端会議 l 2021-03-09

玄海灘に立つ虹


シネマコンプレックス大手のCGVは、世界有数の観光地をガイドさんの説明とともにスクリーンで鑑賞できる「ライブスクリーン旅行」を上映(?)しました。間接的な旅行をスクリーンを通して行った後は、その場でガイドさんとのモバイルチャットを通じてリアルタイムでいろいろな質問をしたり、対話ができるようになっています。映画館がこのように旅行の間接体験の場所として使われるのは初めてのことです。


CGVが見せてくれる初めての旅行先は香港で、商品名は「香港100万ドルの夜景ツアー」です。2月28日、19時(香港時間の18時)にソウルのCGV江南(カンナム)で始まったこの旅行、1時間30分の間、夜景がきれいなことで知られる香港の名所を、有名ガイドのシン・ヨンフンさんの説明を聴きながら見て回ります。料金は1万4000ウォン。CGVは、香港をはじめ、これから毎月、新しい旅行地を体験できる商品を上映する計画です。


一方でこんな試みもあります。2004年2月に公開された韓国映画『太極旗を翻して(邦題:ブラザーフッド)』がCGVで再上映されます。この映画は韓国戦争が勃発した戦場での兄弟の悲劇の運命と家族愛を描いた、『シュリ』のカン・ジェギュが監督を務め、チャン・ドンゴン、ウォン・ビンが主演した超話題作です。韓国映画で観客動員1000万人をこえた2作目の作品です。CGVは、2000年代前後に公開された韓国映画をリバイバル上映する上映館「シグネチャーK」をオープンし、その最初の作品として、『太極旗を翻して』が3月17日から上映されます。フィルムで撮影された映画を、4Kのクオリティでスキャンしデジタルデータに変換して修復する作業を経たデジタルリマスター版で、高画質の画像で楽しむことができます。全国のCGVで3月17日から見ることができ、19日には、ソウルのCGVヨンサンアイパークモールでカン監督との観客の対話が行われる予定です。


24日からはシグネチャーKの2作目として『共同警備区域JSA(邦題:JSA)』が上映されます。パク・チャヌク監督、ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、イ・ヨンエ主演で、韓半島の南北の境界線に位置する共同警備区域(JSA)で起きた武力衝突事件を素材に分断の悲劇を描いた、2000年に公開された作品です。

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