メニューへ 本文へ
Go Top

ライフスタイル

第627話 韓国女子ゴルフ、LPGAで200勝達成!

#アジュンマの井戸端会議 l 2021-10-26

玄海灘に立つ虹

ⓒ YONHAP News

LPGA(全米女子プロゴルフ協会)ツアー、BMW女子選手権で、韓国のコ・ジンヨンが優勝しました。コ選手はこの優勝で世界ランク1位に返り咲くものとみられています。

この勝利はコ選手個人の栄誉であるだけでなく、韓国女子ゴルフにとっても大きな意義があるものでした。この勝利により、アメリカ女子ツアーで韓国勢は通算200勝を達成したのです。アメリカ女子ツアーで韓国より多く優勝した国はアメリカ(1527勝)だけです。コ選手は「韓国で開かれた大会で、通算200勝目を挙げた主人公になれてうれしい」と話しました。


韓国女子ゴルフがアメリカ女子ツアーで最初に優勝にしたのは1988年。当時アメリカでプレーして3年目だったク・オクヒがスタンダードレジスタークラシックで通算11アンダーを記録、日本の岡本綾子とアメリカのドティ・ペッパー(いずれも10アンダー)を1打差で抑え、優勝したのです。その後、1990年代に日本で活躍していたコ・ウスンが日本で開催された大会で2連勝するなど、33年間で合わせて48人の選手が通算200勝という記録を共につくりあげました。


なかでも「ゴルフの女帝」と呼ばれるパク・セリはアメリカ女子ツアーで25回優勝し、韓国女子ゴルフの華を大きく咲かせました。経済危機に陥っていた1998年、アメリカ女子ツアーにデビューしたパク・セリは、その年の5月、マクドナルドLPGAチャンピオンシップで初めて優勝しました。これが韓国女子勢初めてのメジャー大会での優勝です。その2か月後の7月に開かれた全米女子オープンで、パク・セリが靴と靴下を脱いで池の中に入ってショットを放ち、プレーオフを制して優勝を手にしたことは、韓国女子ゴルフを象徴するシーンとして今でも語り草となっています。


2000年代末からは、そんなパク・セリに憧れてゴルフを始めた「パク・セリキッズ」たちが活躍し、韓国女子ゴルフをさらに実り多いものにしました。2010年から2019年までの間に合わせて103勝を挙げ、世界女子ゴルフで圧倒的な存在感を示すに至りました。


韓国でゴルフはコロナ禍でも成長が著しい産業となっています。屋外でできるスポーツということで、特に20代~30代の若い世代がゴルフを始めるようになり、ゴルフクラブなどの道具だけでなく、ゴルフウェアの売り上げ増加が顕著になっています。こうした若い世代をターゲットにした、ゴルフウェアレンタル業も盛んです。若い世代に人気のあるブランドの服を注文し家で受け取り、プレーした後、洗ったりする必要なくレンタル店に送ればいいようになっています。毎月一定の費用を払えば3~4着のゴルフウェアを送ってもらえるサービスもあります。韓国ゴルフ場経営協会の調査によりますと、去年、韓国のゴルフ場を利用した人は延べ4670万人で、その前の年に比べて12%増えています。業界では、今年、ゴルフ場の利用者が延べ5000万人になるものとみています。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >