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ライフスタイル

第662話 PSYの「びっしょりショー」再開

#アジュンマの井戸端会議 l 2022-07-05

玄海灘に立つ虹

ⓒ YONHAP News

歌手PSY(サイ)の夏のコンサートブランドとして知られる「びっしょりショー」が3年ぶりに再開されます。

びっしょりショーとは、コンサート会場のあちこちから水が噴水のように湧き出てきて、観客は体中びしょ濡れになるという、PSYの夏のコンサートの代名詞となった公演のことです。


以前バラエティー番組に出演したPSYがこのコンサートについて、「1回で300トンの飲み水を使っている」と明らかにして話題になりました。その水の多さが理由です。PSYは7月9日から8月27日までの7週間にわたり全国を廻りながら毎週末に公演を行う予定で、そうなると合わせて4200トンの水が会場にまかれることになります。


チケットの販売が始まるやソールドアウトになるほど人気のコンサートですが、今年は批判の声も少なくありません。雨が少なく干ばつが深刻だったからです。自身のSNSに「300トンの水をソヤン川にまいたらどんなにか良いだろう」とアップロードした女優さんもいます。作物が枯れてしまい、農家の人たちが大変な時期にそれほどの水を公演に使うのはいかがなものかという指摘も相次いでいます。


実際、気象庁によりますと、今年3月~6月までの間の降雨量は合わせて202.4mmで、それ以前の同じ期間の平均の56.2%(358.3mm)にとどまっています。でもインターネットメディアの記事によりますと、コンサートの主催者側が代金を払って購入した水が使われているのだし、何よりウォーターパークやゴルフ場などでも水はたくさん使われているとして、公演で水を使うことについてのみ問題視するのは適切でないと、農家の人たちは考えているということです。その上で、干ばつに対する政府の根本的な対策を求める声も出ています。


梅雨が始まり、かなり雨が降ったことで、コンサートで大量の水が使われることに対する批判の声は静まってきているようですが、「細菌が繁殖するおそれがある」との指摘を受けてもいます。疾病管理庁の関係者は、「屋外の公演でもマスクは着用しなければならない」とした上で、「マスクが濡れたら細菌が繁殖する可能性が高まるため、新しいマスクに取り換えるなどの措置が必要になる」と話しています。このことに対して、PSYが所属するP NATION(ピー・ネーション)側は、新型コロナウイルスの感染防止策を取り、観客の安全に万全を尽くしているとして、すべての観客に防水マスク1枚の他、KF94(「Korea(コリア) Filter(フィルター)」のKFと、粒子の通過を94%防ぐことを意味する韓国のマスク規格。最も高性能)のマスク3枚を提供するとして、観客が公演中マスクを3回替えることができるようにするとしています。

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