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ⓒ YONHAP News

最近韓国で話題になった二人の日本人をご紹介します。

まず最初は今月11日に韓国女子プロビリヤード(LPBA)で初優勝を果たした肥田織里江(ひだおりえ)プロです。初優勝とはいえ彼女は大ベテラン、 世界女子スリークッション選手権大会で4回も優勝したレジェンドです。日本の専門誌にはこんな記事もありました。


「もしも2020東京オリンピックでビリヤードが採用されていて、ポケット、キャロム、スヌーカーの3種目が男女それぞれあったとするならば。日本のメダル獲得が確実視されたのがキャロム(スリークッション)女子だろう。日本は女子スリークッション強豪国であり、その日本女子ビリヤード界の象徴とも言えるのが肥田緒里恵である」


そしてそんな彼女がビリヤードの強豪国は韓国だと言っています。

 肥田選手は今月11日、京畿道高陽市で行われたTSシャンプー・プラダッチャンピオンシップLPBA決勝で韓国のイ・マリ選手にセットスコア4-2で勝利しました。日本の選手が韓国プロビリヤードで優勝したのは初めてのことです。

肥田選手は去年もLPBAに出場しましたが、網膜剥離で手術を受けスランプに落ち込んでいました。網膜剥離は網膜が眼球壁の内側から離れる疾患で、ビリヤード選手には致命的と言えます。今回の優勝後、肥田選手はインタビューでは「厳しい時間を乗り越えてようやく頂点に立ててうれしい。イ・マリなど韓国には優秀な女子ビリヤード選手が多いと感じた。私はようやくスタートラインに立てた。トップ選手らと肩を並べられるように頑張りたい。網膜剥離で数カ月間も競技ができなかった時が最もつらかった。選手として復帰するのが難しくなるおそれもあったが、韓国で最も良い病院で手術を受けた。遅く見つかって視力が落ちたが、再発の可能性もなく手術はうまくいった。LPBAにデビューして韓国で1年3カ月過ごしたが、時間が経過するにつれて韓国の生活に適応し、体も回復した」と話しました。

もう一人の話題の日本人は今月22日に開かれた第17回「ソウルドラマアワード」で「アジアスター賞」を受賞した FANTASTICS from EXILE TRIBE(ファンタスティック・フロム・エグザイル・トライブ)の八木勇征(やぎゆうせい)さんです。

アジアスター賞は 韓国、中国、日本、タイ、フィリピン、台湾などアジアの6ヶ国から推薦された俳優を対象にしています。今回は175名の男女の俳優の中から全世界のファンによってえらばれました。これまでにも3人の日本人俳優がこの賞を受賞しています。2019年に三浦春馬、2020年に横浜流星、2021年に坂口健太郎という、日本で大活躍中のスターが受賞しています。

八木勇征さんが所属するFANTASTICS from EXILE TRIBEはEXILE TRIBEの新グループとして、2016年12月29日に結成されたグループで、彼は約3万人の応募者の中から勝ち抜いたボーカリストです。しかし今回の受賞は俳優としてです。2021年11月から日本のMBS毎日放送で放送されたドラマ『美しい彼』(全6話)で主人公の高校生清居奏(きよいそう)を演じました。このドラマは作家凪良ゆう(なぎらゆう)の大ヒット作を実写ドラマ化した作品です。男子高校生の初恋、ボーイズラブを描いたこの作品で、 八木勇征さんが演じた清居奏は学校のカースト頂点に君臨する圧倒的なカリスマを放つ人物です。また今年のアジアスター賞の2位は同じドラマ『美しい彼』でもう一人の主人公を演じた萩原利久(はぎわらりく)さんでした。

八木勇征さんは授賞式に出席し最初に韓国語でアニョハセヨ 八木勇征イムニダと述べた後、日本語で

「今回このような名誉ある賞を『美しい彼』という作品を通じて受賞できたことを、本当に幸せに感じています。」そして原作者や競演の萩原などに感謝の挨拶を述べたあとに、「まだ僕の役者として経験とキャリアは短いですが、もっともっと色んな経験して、もっと一歩ずつ毎日成長していけるように一生懸命に精進していきますので、これからも応援よろしくお願いします。そして映画『美しい彼』の撮影がこれからまもなく始まります。楽しみにしてください」と挨拶しました。

女子ビリヤード界のレジェンド、40代後半の肥田織里江プロ、そして20代前半の新人スター俳優の八木勇征さん、そんなお二人が9月の韓国で脚光を浴びました。

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