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ライフスタイル

こどもの日、プレゼントは「甥っ子・姪っ子へ」

#ソウル・暮らしのおと l 2023-05-05

金曜ステーション

ⓒ Getty Images Bank5月5日は韓国も「こどもの日」です。みなさんはどんなふうに過ごされましたか?

小さなこどものいる家庭では、遊びに出かけなきゃとか、プレゼントを用意しなきゃとか、体力もお金も使う大変な日かもしれません。こどものいない私にはとっては、5月5日はとくに意識せず、単なる休日として過ごしてしまうことが多いんですけどね。


ところで、韓国のこどもの日に関連して、こんな面白いニュースがありました。見出しは「こどもの日、おじバカ・おばバカが増えた」というもの。つまり、自分の子どもではなく甥っ子や姪っ子にプレゼントをあげる人が多い、とうことだそう。


ロッテメンバーズが独自に調査したアンケートの結果によると、回答者のうち、今年のこどもの日に自分の子どもにプレゼントを用意しているという人は27.1%、いっぽう、甥や姪、または親戚の子にプレゼントを用意している人が26.8%と、ほぼ同じ割合だったそうです。年代別では、20代30代は甥や姪・親戚の子に、40代50代は自分のこどもに、そして60代は孫にあげるという人が一番多かったようです。まあ、このあたりは納得ですね。


意外だったのは、プレゼントの予算。平均予算は12万4800ウォン、そのうち、年代別で見ると、一番予算が高かったのは20代で、14万3300ウォンだったのです。20代で甥や姪・親戚に1万4~5千円のプレゼントって、けっこうな金額ではないでしょうか?その次に続くのは60代で、13万4900ウォンとのこと。こどものプレゼントの平均予算が1万円~1万4千円って、かなりの額だなとびっくりしましたが…みなさんはどう思いますか?


リサーチャーによると、「結婚および出産年齢が次第に遅れていることから、自分のこどもの代わりに甥・姪を可愛がるシングル族や、孫たちにお金をかけるベビーブーム世代の祖父母が増えたものと見られる」という分析が出ています。


実際にはどうなんだろう、と思って周りの知人たちに聞いてみました。結婚していない、あるいはこどもがいない20代から40代の知人たちのうち、こどもの日にプレゼントを用意しているという人は私の周りではあまり多くはいませんでした(もちろんサンプルが限られているのでこれが実体というわけではありません)。その中で、今年30歳になる男性の知人は、「こどもの日には甥っ子と野球観戦に行って、プレゼントは野球のユニフォームやゲームなどを考えている。予算は1人あたり5万~10万ウォン」と教えてくれました。


そしてもうひとり、特別なプレゼントを用意していると教えてくれた知人がいるんです。

「今年の5月5日は、地域の子どもたちと一緒に、たきぎを囲んで焼き芋を焼いて、みんなで食べながら、未来についての話をする計画です。星を眺めながら夢について語り合うこと、これを今年のこどもの日のプレゼントとして用意しています」

この方は江原道の村で地域の文化芸術活動などをしているとのこと。すごく思い出に残るこどもの日になりそうだなと、ほっこりしました。こんなプレゼントも素敵ですね。


少子化が進んでこどもの数が減っていくにつれ、こどもの日、誰から誰へプレゼントをあげるのか、どれくらいお金をかけるのか、ということも、年々変わっていきそうですね。

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