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ライフスタイル

ディズニー実写映画「リトル・マーメイド」

#マル秘社会面 l 2023-05-31

玄海灘に立つ虹


ディズニーの実写映画「リトル・マーメイド(人魚姫)」が韓国でも公開されました。アメリカでは5月26日に、日本では6月5日に、そして韓国は今月24日に、アメリカよりも一足早く公開されました。この映画、世界的に大きな話題となり注目されています。ディズニーの作品だということ、実写映画だということ、そして主人公の人魚姫を演じているのが黒人の歌手兼俳優のハリー・ベイリーさんだったからです。 去年の9月に予告編が公開されたときから、アメリカはもちろん、日本でも黒人の人魚姫について

「黒人差別とかじゃなくてアリエルはアリエルっぽい人にやってほしい」「アニメで親しんだアリエルのビジュアルが完全に無視されて悲しい」

などという声があがりました。

そして封切り後の観客の評価もアメリカでは10点満点の6.3点、イギリスでは5.9点、カナダでは5.7点でした。韓国では24日に封切られましたが、 韓国ネイバーでの封切り初日の観覧客の評価点は1.96点でした。しかし現在は6.56点です。ネイバーの映画評価のページには否定的な内容の書き込みもありました。

「映画に集中できず、なぜ実写映画を見なくてはならないのか、理由が分からない」「感動も良いが、面白さにもっと神経を使うべきだった」などです。

しかし評価とは別に映画の興行自体は順調です。26日の封切り以来アメリカでは1億1750万ドルのチケットが売れ、5月末の連休期間には5位の記録をつくりました。 アメリカのオンラインマガジン「デッドラインコム」は先週末までにグローバル興行収益1億6380万ドルを達成したと報道しました。

ディズニー映画はアニメ版のファンが多いことも事実です。今回の実写映画「リトル・マーメイド」も1989年に上映されたアニメ版の「リトル・マーメイド」と比較されることが多くなります。このようにアニメ版の記憶が観客の頭の中に強く残っている状況で、実写映画が製作されたケースとしては「アラジン」があります。「アラジン」は2019年に公開されましたが、当時全世界的に10億5400万ドルの収益を上げました。韓国でも1279万人の観客動員数を記録しました。「リトル・マーメイド」の先週末のアメリカでの収益9550万ドルは、3年前の2019年に「アラジン」が同じ時期にあげた収益とほぼ同じです。そのため一部のメデイアでは実写映画の「リトル・マーメイド」は実写映画の「アラジン」と同程度の成績を上げるのではないかと展望しています。

ただ「リトル・マーメイド」が「アラジン」と違う点はアジア市場では非常に不振だということです。特に韓国と中国での成績が低調です、韓国では最初の週の観客動員数は45万人に過ぎませんでした。そして中国でも苦戦しており、週末の中国での収益は250万ドル、順位は5位でした。しかし評価点で言えば、韓国ネイバーの評価は6.56点、アメリカの6.3点、イギリス5.9点、カナダ5.7点に比べて高いと言えます。実写映画の「リトル・マーメイド」、その製作費は2億5000万ドル、これにマーケテイング費が1億5000万ドルほどかかっています。収益分岐点を越えるには、この合計を越える必要があります。

果たして実写映画「リトル・マーメイド」いろいろな雑音を振り切り興行に成功することができるのか。そして今週末に封切られる日本での成績はどうか。気になります。

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