メニューへ 本文へ
Go Top

ピープル

“関係発展に一番よいのが食文化では・・・” ~ソウルにある日本食材マートにて~

2014-05-26

5月の「見た!素顔の韓国」は、日本食が静かなブームを呼ぶ中、需要が高まる日本食材の専門のマートを訪れ、日本の食文化を通して、店長や買い物客の素顔に迫ります。           



日本食材専門店「MONOマートプラス」は? 
お洒落なレストランやカフェの多い若者の街、弘大(ホンデ)駅近くに2年半前にオープン
広さ100平方メートルのお店に、1000種以上の品揃え
周辺には、日本風の居酒屋や和食レストランも多く、日本食材の需要が高い
韓国の首都圏で10店舗を展開するチェーン店の一つ

韓国での日本食材専門マートの歩みは?(店長のキム・ヒョンソムさん)
「社長が以前から日本の食材に関心が高く、2000年頃から販売。また、2002年の韓日共催のワールドカップ大会をきっかけに、韓国人の間で日本文化に対する関心が大きく高まり、それ以降、急成長している」

お客はどんな人たち?(店員の臼谷真由美さん) 
「日本食のお店の人が多く、店で使うラーメン類、コロッケ、とんかつ、やきとりなどが多い。その時々で流行りがあり、今はお店で焼き鳥を出すところが多く、焼き鳥が良く売れる」     

お客からの声は?  
日本風おでんのある居酒屋経営者
「主におつまみ類を買いにきています。大客さんの反応はいいですよ!」

ソウルに住んで15年の日本人主婦 
「商品が多いし、安いし、欲しいものがそろっているので、すごく・・・。ここへ来ると、日本に戻ったような感じがしますね」




食文化を通した韓日相互理解について? 
(店長のキム・ヒョンソムさん)
「日本でも韓流ブームがありますが、日本で日本食を食べた韓国人たちが韓国でも本場の料理を食べてみたいということで、日本食ブームが起こり、両国の相互交流につながっている。私も日本食が好きですよ」 

(店員の臼谷真由美さん)
「やはり日本人として、日本の食材や食べ物を喜んで買ってもらうのは嬉しいし、韓国の人もずいぶん変ってきているので、韓日の関係が食材や食品を通して、さらに近くなっていけばと思う」

(買い物をしにきた人たち)
「日本人は韓国の食事が好きで、韓国人は日本の食事が好きなので、すごくいいこと。いい関係ができると思う」
「歴史問題があるので、時間がかかると思いますが、若い人は発展的な考え方で、日本が好きで旅行に行くし、日本からも旅行にたくさんやってくるので、早く解決してくれればいいなと思う」

(学生たち)
「関係を発展させるのにいちばんよいものが食文化ではないでしょうか。手軽に日本の食材が手に入る店が増え、家でも日本食を作ってみたりすれば日本に対する関心が高まり、それがもっと発展して、日本に直接旅行にいったりして、関係もよくなるのでは・・・」
「海外の留学先で、日本食をたくさんたべるようになったんです。韓国人一人1人が食文化を通じて、日本に親しみをもつようになれば、いずれは国全体の関係改善によい影響を与えられると思う」


インタビューの前に、学生たちに日本食で好きなものを聞けば、即座に、納豆、とんかつ、丼、寿司、そばという答えが返ってきた。
そんな若者の言葉に、明日の韓日関係が見えてくるような取材でした。         

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >