メニューへ 本文へ
Go Top

旅行

大邱3

2017-11-06

大邱3
大邱の美味しいもの、先週はパンをご紹介しましたが、今日は肉系でいきたいとおもいます。まずはチムカルビ、蒸しカルビです。この料理面白いのはソウルなどで食べているチムカルビと大邱のチムカルビは全く違う料理だということです。
ソウルなどで食べられている一般的なチムカルビは骨付きの牛肉を醤油と砂糖、酒、にんにくなどを入れて柔らかく煮込んだ料理です。日本の煮つけにも煮たような味です。
それに対して大邱のチムカルビは唐辛子粉とにんにくで味付けをする、舌がピリピリするほど辛い料理です。 東仁洞チムカルビ通りに専門店が並んでいます。またこのお肉は辛いためかサムチュで包んで食べたりもします。
ウラ情報としては、日本語班のラムちゃんこと、ク・ヘインPDに聞いたところ地元出身なのに実はソウルに出てくるまでそんな料理があることを知らずにいて、ソウルで初めて食べたと言ってました。
チムカルビ通りのある大邱には マクチャン通りもあります。マクチャンは、牛では4番目の胃、豚では小腸の最後の部分です。輪切りにしたものを立てて焼くのがポイントで外はカリカリ、中はふわふわの食感がたまらないそうです。もちろん、焼酎との相性抜群のメニューです。

ウラ情報

大邱の紹介、最後はク・ヘインPDから聞いた大邱の話です。
大邱の人々は韓国でも特に郷土愛の強いことで有名です。「 大邱の人間はソウル大に落ちたら延世大、高麗大に行くより慶北大に行く」という話があります。日本で言えば東京大学に落ちたら早稲田や慶応よりも地元の国立大が一番という考え方です。
また 大邱の人々にとって英雄はパク・チョンヒ大統領と三星の創始者イ・ビョンチョルさんです。特にパク・チョンヒ大統領に対する愛情はすごいものがあり、その娘のパク・クネ前大統領に対してもソウルなどでろうそく集会が開かれ、弾劾が行われたときにも非難するよりは、かわいそうにという雰囲気だったそうです。
ちなみに韓国人はDJとかYSとか人の名前をイニシャルで呼ぶのが好きです。DJは金大中元大統領のこと、YSは金泳三元大統領のことです。そしてPKとTKと言う言葉も良く耳にします。これは同じ慶尚道でもPKは釜山と慶尚南道、そしてTKは大邱と慶尚北道です。車で1時間くらいしか離れていないのに、その気質も方言もずいぶん違います。面白いことです。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >