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ワクチン接種者は自主隔離を免除

2021-05-08

ニュース

ⓒYONHAP News

韓国で新型コロナワクチンの接種を1回以上受けた人は全人口のおよそ7%になりました。

保健当局は、上半期中に1300万人、9月末までに3600万人が1回目の接種を終えることを目指しています。

また2回のワクチン接種を終えた人については、今月5日から、自主隔離が免除されることになりました。

国内で2回のワクチン接種を終え、2週間が経過した人は、濃厚接触者になった場合でも、PCR検査の結果が陰性で、症状がなければ、自主隔離が免除されます。

これまでは濃厚接触者は2週間の自主隔離が義務付けられ、そのほかの接触者については、症状の有無を毎日保健所に知らせることが義務付けられていました。

今後は濃厚接触者であってもワクチン接種を終えた人は自主隔離の対象にならず、2週間にわたって2回のPCR検査を受け、2回とも陰性の場合、症状の有無を保健所に知らせる義務もなくなります。

ワクチン接種を終えた人が海外旅行をした場合、帰国後のPCR検査で陰性が確認され、症状がなければ帰国後2週間の自主隔離が免除されます。

ただ、新型コロナウイルスの変異株が流行している国を旅行した場合はこれまで通り自主隔離が義務付けられます。

今のところ変異株が流行している国としては、南アフリカ共和国、マラウイ、ボツワナ、モザンビーク、ナミビア、タンザニア、ブラジル、スリナム、パラグアイの9カ国が指定されています。

自主隔離の免除措置は、ワクチン接種から2週間が経過した人について適用されますので、5日の時点で自主隔離が免除されるのは4月21日までに接種を終えた人が濃厚接触者となった場合で、その対象は6万人余りです。

こうした措置は「ワクチン接種を避けたい人」を減らすことが目的です。

韓国政府は、年内に全人口の70%以上がワクチン接種を終え、集団免疫を達成することを目指していますが、ワクチンの副反応が報告されていることもあり、一部ではワクチン接種を忌避する人もいます。

最近の調査によると、18歳以上でワクチンを接種すると答えた人は全体の61.4%でした。

韓国ではアストラゼネカ社とファイザー社のワクチン接種が進められていて、4日までに1回以上接種した人は353万人余りで全人口の6.9%となっています。

2回目の接種まで終えた人は29万8000人余りです。

4月下旬には1日の接種者が25万人に上る日もありましたが、5月に入ってからは一時的にワクチンの供給が滞り、1日の接種者は6万人台にとどまっています。

韓国では最近、新規感染者が600~700人台の日が続いています。

問題はウイルスの変異株です。

新規感染者の15%程度は変異株による感染者で、変異株による感染が拡大する場合、感染者が大きく増える恐れもあると懸念されています。

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