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政治

ソウル市長の長男、兵役疑惑なし 康容碩議員が辞職へ

Write: 2012-02-23 09:59:03Update: 2012-02-23 13:08:11

ソウル市長の長男、兵役疑惑なし 康容碩議員が辞職へ

朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長の長男の兵役逃れの疑惑を提起していた無所属の康容碩(カン・ヨンソク)議員が、事実ではなかったとして国会議員の辞意を表明しました。
去年の秋のソウル市長選挙が行われる前、当時のハンナラ党は、朴元淳ソウル市長の長男が空軍に入ってわずか4日で健康上の理由から帰宅措置を受けたのはおかしいとして、究明すべきだと主張していました。
これに対して朴元淳候補はホームページに「息子は高校時代にサッカーの試合中にけがをして後遺症が残り、それが軍事訓練で悪化したため帰宅措置を受けた。治療が終わり次第、再び徴兵検査を受けて兵役に就く予定だ」と説明しました。
疑惑は朴元淳氏がソウル市長に当選したことで一時収まったものと思われていましたが、朴元淳ソウル市長の長男は、その後、再検査によって椎間板ヘルニアが確認され4級となり、公的機関などで社会福祉や行政業務の支援を行う公益勤務要員に就く判定を受けました。
一方、康容碩議員は今月14日に「朴元淳ソウル市長の長男が兵務庁に出したMRI=磁気共鳴画像装置のフイルムは、本人のものではない」とする疑惑を提起しました。
康容碩議員は、「椎間板ヘルニアにかかった朴元淳ソウル市長の長男が走っている姿を映像で撮ったら懸賞金を出す」とし、自分が提起した疑惑が事実でない場合は議員を辞職するとも話していました。
このため朴元淳ソウル市長の長男は22日、延世(ヨンセ)大学付属セブランス病院で再びMRIを撮影して兵務庁にフイルムを提出し、以前提出したものと同一人物であることが確認されました。
これを受けて康容碩議員は22日、「私が提起した兵役疑惑が事実でないことが明らかになったため、約束どおり議員を辞職する」と発表しました。
国会議員の辞職は本会議での議決か国会議長の承認が必要ですが、臨時国会の会期の来月15日までに本会議が開かれる見込みがないうえ、現在、国会議長席が空席になっているため、当分の間康容碩議員は議員職に就いたままの状態が続くものとみられます。
康容碩議員は、ソウル市麻浦(マポ)区選出で、おととし7月に女子大生に対してセクハラ発言をしたとしてハンナラ党から除名されていました。

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