韓国の30大財閥グループの社員の平均年収は6300万ウォンで、1位と30位の年収格差は、2.4倍に上ることがわかりました。
経済専門サイトの「財閥ドットコム」によりますと、去年、30大財閥グループに属している193の上場会社の社員の平均年収は、6349万ウォンでした。
社員の平均年収がもっとも高かったのは、財界2位の現代自動車グループで、8401万ウォンでした。これは年収2位の現代重工業グループの7636万ウォンより765万ウォンも高いものです。
年収3位は、三星グループで7481万ウォン、4位は大林(テリム)グループで6869万ウォン、5位は現代グループで6319万ウォンの順でした。
一方、流通財閥の新世界グループは3529万ウォン、ロッテグループは3716万ウォン、現代百貨店グループは3795万ウォンと、社員の平均年収が4000万ウォンにも満たず、30大グループのうち最低水準となりました。
個別の会社としては、現代自動車の社員の平均年収が8934万ウォンと、8913万ウォンだった三星生命を抜いて初めてトップとなりました。
続いて、3位はSK証券で8509万ウォン、4位は起亜自動車で8491万ウォン、5位は三星証券で8458万ウォンの順でした。韓国屈指の電子メーカー、三星電子の平均年収は7760万ウォンと11位でした。
「財閥ドットコム」の関係者は、「30大グループのうち年収がもっとも高い現代自動車グループの平均年収は、最下位の新世界グループの2.4倍で、グループ間の年収の格差が大きくなっている。また製造会社の現代自動車が三星生命など年収が高いとされる金融会社を抜いて首位に立ったことで、製造業の年収水準が急上昇したことを示している」と説明しています。