忠清南道泰安郡の西海岸で、海兵隊を体験する民間業者のキャンプに参加していた男子高校生5人が、波にさらわれて死亡しました。
忠清南道の公州大学教育学部付属高校の2年生198人は、18日、忠清南道泰安郡の海水浴場で、海兵隊を体験するキャンプを行う民間業者の訓練に参加していましたが、ゴムボートに乗る訓練を終えた生徒およそ20人が、午後5時ごろ、救命胴衣を返して終了時間までの間、海岸で水遊びをしていたところ、5人が波にさらわれて行方不明になりました。
海洋警察が事故発生直後から現場で捜索を続けた結果、19日になって5人全員を遺体で収容しました。泰安海洋警察署の調べでは、現場は潮の流れが早く危険地域に指定されている場所でしたが、教官2人は人命救助の資格を持っていませんでした。
また生徒に救命胴衣を着用させなかったことなど安全管理がずさんだったため、海洋警察は教官2人を含む関係者3人を過失致死傷の疑いで逮捕しました。