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国際

海軍の巡航訓練団 中国が入港拒否か

Write: 2016-12-14 11:50:34Update: 2016-12-14 14:38:55

韓国海軍が、毎年、大洋航海訓練のために、来年任官する予定の海軍士官学校の4年生たちを派遣する「巡航訓練戦団」が10日、出航しましたが、最後の寄港地だった中国への入港を拒否されました。
海軍の関係者が13日、明らかにしたところによりますと、海軍士官学校の生徒およそ130人を含む乗組員およそ600人と、4400トン級の駆逐艦「忠武公李舜臣艦」と4200トン級の戦闘支援艦「天池艦」の2隻で構成された巡航訓練戦団が、最後の寄港地である中国・青島に入港するため中国海軍側に連絡を入れたところ、返信がなかったため、予定を変更して今月16日、帰港することになったということです。
巡航訓練は通常、年初から計画を立て、計画の段階から寄港する国との協議を行うということで、韓国海軍が年初、中国側に連絡を入れた際には、寄港可能だという返信を受けたということです。相手国の許可なしには入港が不可能なため、今回中国が返信しなかったことは、事実上の入港拒否であると韓国海軍は説明しています。
こうした事態を受け、巡航訓練戦団は、12か国の13港に寄港するという当初の予定を変更し、早期帰港することを決めました。
今回、中国側の対応を巡っては、ことし7月以降本格化したアメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓半島への配備に、中国が反発していることが影響を及ぼしたのではないかという見方が出ています。
これまで中国は、政府レベルで韓国芸能人の中国活動に歯止めをかけたり、中国に進出している国内企業への大規模な税務調査行うなど、一連の報復措置に乗り出しているとされていますが、今回の事態を受け、今後両国の国防協力にも問題が生じるのではないかと懸念する声があがっています。

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