韓国では、1年間に人口10万人あたり何人ががんと診断されるかを示す「がんの罹患率」が4年連続で下がりました。
保健福祉部と中央がん登録本部が21日、発表したところによりますと、2015年に新たにがんと診断された人は前の年に比べて1.9%減少して21万4701人でした。4年連続の減少です。
種類別には、甲状腺がんが19.5%減少し、減少幅がもっとも大きく、胃がんは2.7%、大腸がんは1.6%それぞれ減少しました。
これに対して、乳がんは4.3%、前立腺がんは3.5%、すい臓がんは5.7%それぞれ増加しました。
男女ともにもっとも多く診断されたがんは胃がんで、2万9207人でした。続いて、大腸がん、甲状腺がん、肺がん、乳がん、肝臓がん、前立腺がんの順でした。
がんの罹患率を性別に見ますと、男性は、10万人あたり301.2人、女性は266.1人でした。
男性は、胃がん、肺がん、大腸がん、肝臓がん、前立腺がん、女性は甲状腺がん、乳がん、大腸がん、胃がん、肺がんの順でした。
がんと診断された人のうち5年後に生存している人の割合は70.7%で、10年前より16.7ポイント上昇しました。