文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が27日、完全な非核化と平和体制の構築を盛り込んだ「板門店宣言」を発表したことについて、海外のメディアは一斉に速報で伝えました。
アメリカのCNNやワシントンポスト紙など有力紙は、「南北の首脳が韓半島にこれ以上、戦争はない」と宣言したことを大きく評価しました。
ただ、AP通信は、「非核化合意」をめぐって、北韓の非核化ではなく、韓半島の非核化という文言が使われたこと、非核化に向けた具体的な実行措置を発表することに失敗したと指摘しました。
しかしイギリスの日刊紙ガーディアンは、「きょうの宣言はアメリカのトランプ大統領を米朝首脳会談の場に臨ませることに非常に意味がある」と評価しています。