アメリカと北韓は首脳会談を契機に、関係正常化に向けて民間レベルの交流を進めることを検討しているもようです。
アメリカの卓球選手団が1971年4月に北京を訪問、それが契機になっていわゆる「ピンポン外交」が始まり、それがアメリカと中国の関係正常化につながったこともあり、アメリカのメディアは、首脳会談を契機に北韓の体操選手団がアメリカを訪問、一方でアメリカのオーケストラが平壌で公演するなど、民間レベルの交流を進め、ゆくゆくはワシントンと平壌に大使館を開設するなど、関係正常化に進む可能性があるとしました。
金正恩国務委員長がシンガポール入りしましたが、韓国でも公演したことがある三池淵管弦楽団の団長も同行していて、アメリカでの公演を準備するためではないかとの見方もあります。
三池淵管弦楽団の団長がアメリカの関係者に会い、アメリカでの公演について協議する可能性もあるとされています。
このメディアは、ホワイトハウスの関係者の話として、トランプ大統領は、民間レベルの交流が非核化への段階的措置の一つになりえると考えているとしました。
また、アメリカは北韓との関係改善に向けて、いかなる可能性も排除せず、大使館の開設も検討していて、文化及びスポーツの交流は関係改善に向けた動きの一環だと指摘し、トランプ政権内ではこうした方向について必要な協議を終えているとしました。