北韓の金正恩国務委員長と親交があることで知られるアメリカプロバスケットボール(NBA)の元スタープレイヤー、デニス・ロッドマンさん(57)は、金委員長について「変化を望んでいる」と語りました。
14日から韓国を訪れているロッドマンさんは、15日にアリランTVとのインタビューで、「北韓は変化する準備ができている。金正恩氏は変化を望んでいる」と語りました。
そして金委員長について時には涙を流しながら、「彼はアメリカに行ってみたいと思っているんだ。彼は人生を楽しみたいと思っていて、ニューヨークでNBAの名門バスケットチームのニックスの試合を見たがっている」と述べました。
さらに、「人々は彼を独裁者としかみていないが、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談したときの姿が、本当の彼の姿だ」と語りました。
ロッドマンさんは、2013年から5回、北韓を訪問していて、金委員長とは2回会っています。
去年6月に北韓を訪れた際は、トランプ大統領の著書「取り引きの技術」を金委員長にプレゼントしたほか、今月11日からは米朝首脳会談の応援のため、シンガポールを訪れています。
ロッドマンさんは、トランプ大統領とも対話したもようで、米朝首脳会談のあと、「アメリカでトランプ大統領から連絡があり、わたしの手助けやすべてのことに感謝すると言った」と話しています。