韓日中3カ国による環境相会談が今週末、北京で開かれます。
会談では、3カ国の科学者が共同で進めた北東アジア地域の大気汚染物質に関する研究結果が公開される予定でしたが、中国政府が研究結果の公開に反対しています。
韓国国内のPM2.5の34%は中国から流入したとするアメリカNASAの調査結果がありますが、中国はこうした結果を認めていません。
そのため3カ国の科学者による共同研究の結果に関心が寄せられていましたが、中国政府は研究に引用された中国国内のPM2.5の濃度に関するデータに過ちがあるとして、結果の公開に反対しています。
中国は、大気汚染物質の発生の割合が3カ国の中で最も大きかったことに負担を感じているのではないかとされています。
3カ国の大気汚染物質の排出の割合や移動経路に関する研究結果が公開されない場合、3カ国の大気汚染物質への共同対応にも支障が出るものとみられます。