韓国では26日、慶尚北道(キョンサンブクド)慶山市(キョンサンシ)河陽邑(ハヤンウブ)で最高気温が40度5分に達し、ことしの全国最高気温となりました。
24日に40度3分でもっとも高かった慶尚北道永川市(ヨンチョンシ)新寧面(シンニョンミョン)でも40度4分を観測し、全国で2番目に高い気温となりました。
自動気象観測装置の測定によるこの2地域のほかに、公式な気象観測所の慶尚南道(キョンサンナムド)陜川(ハプチョン)では39度5分を観測し、この地域の統計を取り始めて以来もっとも高かったということです。
一方、全国各地で猛烈な暑さが続いているなか、政府が緊急猛暑対策本部を設置し、対応に乗り出すことになりました。
行政安全部は27日、大統領府青瓦台の危機管理センターなど関係部署と自治体が参加する猛暑対策点検会議を開き、被害状況や対応を点検しました。
また、緊急猛暑対策本部を設置し、災害管理のレベルに引き上げて猛暑への対応をしていくことにしました。
金富謙行政安全部長官は、「猛暑は、これからも続く災害の一つになるため、政府の積極的な対応が必要だ」として、劣悪な住環境のなかで生活する住民、独り暮らしのお年寄り、子どもなどが被害を受けないよう、予防や保護活動に最善を尽くすことを関係部署や自治体に呼びかけました。