メニューへ 本文へ
Go Top

社会

7、8月の電気料金値下げ 猛暑対策

Write: 2018-08-07 13:57:00Update: 2018-08-07 17:45:12

Photo : YONHAP News

猛暑続きで家庭向け電気料金の値下げを求める声が高まっていることから、政府と与党「ともに民主党」は7日、7月と8月の電気料金を値下げすることを決めました。
韓国の家庭向け電気料金は、電力使用量が大きいほど割増率が高くなる累進制を導入しています。このため料金は使用量によって3段階に区分され、最低の区分では1キロワット93.3ウォンですが、最高の区分になると1キロワット280.6ウォンとなります。
工場など産業用の電気料金には累進制を適用していません。
韓国の家庭向け電気料金の累進制は、オイルショックが起きた1970年代、当時の朴正煕(パク・ジョンヒ)政権が国民の過度なエネルギー消費を抑制するために導入したもので、もはや時代に合わないとして、廃止を求める声が上がっています。
さらに、ことしの夏は厳しい猛暑が続いており、電気代が心配でエアコンを使用できないという国民からの不満が高まっています。
こうしたことから政府と「ともに民主党」は7日、会議を開き、一時的な対策として、7、8月は電力使用量の区分を月100キロワットずつ拡大することを決めました。また、低所得層への割引を拡大するとしています。
これによって全国2200万世帯の電力料金は、平均19.5%値下げされるということです。
一方、住宅の電気使用量の検針は、韓国電力が月に7回にわたって実施していますが、電気料金の累進制により、検針日がいつかによって同じ使用量でも請求額が変わる問題があり、公正取引委員会が是正を命じています。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >