韓国政府は、北韓産の石炭を韓国に不法輸入にかかわった船舶について入港禁止措置を取りました。
外交部の関係者によりますと、国連安保理の決議に基づいて禁輸品目を運搬した船舶4隻を11日付で入港禁止にしたということです。
入港禁止となったのは、国連安保理で北韓産石炭の輸入を禁止する決議が採択された2017年8月以降に北韓産石炭を韓国に不法輸入したとされる船舶4隻です。
この関係者は、早ければ今週中にも北韓産石炭不法輸入事件についての調査結果を国連安保理の北韓制裁委員会に報告するとしました。
韓国の関税庁は10日、去年4月から10月までの間に7回にわたって北韓産の石炭3万5000トン余り、6億6000万円相当が不法輸入されたとして、不法輸入にかかわった輸入業者3人と3企業について書類送検しました。
これらの輸入業者は、北韓産の石炭をロシアの港に降ろして別の船舶に積み替え、原産地証明書を偽造して韓国に搬入したということです。