ドイツ高級車大手BMWの乗用車から出火する事故が相次いでいる問題で、政府は、リコール対象車種で、安全点検を受けていない車両について、運転中止命令を発動するための行政手続きに取りかかりました。
金賢美国土交通部長官は14日、リコール対象車種で安全点検を受けていない車両について、運転中止命令を発動するよう地方自治体の首長に要請したことを明らかにしました。
命令が発動されれば、15日にも自治体の長が発行した点検・運行中止の命令書が所有者に届き、その時点から効力が発生します。
BMWコリアは、運行停止命令を受けた所有者にレンタカーを提供することにしていますが、14日のうちに点検を受けられず運行中止の対象となる車は2万台に上ると推定され、レンタカーの確保に追われています。
ことしに入り、BMW車の出火事故は韓国で39件起きています。