犬を食べる食習慣が残る韓国で、犬を食べることを法律で禁止しようという動きが広がっています。
国会には、犬を食用目的でと殺することを禁止する「動物保護法改正案」や、
家畜から犬を除外する「畜産法改正案」が提出されており、
国民の請願を受け付ける大統領府のウェブサイトでは、犬の肉を食べることの禁止を訴える請願に20万人以上が賛同しています。
こうしたなか、国際動物保護団体の「ヒューメインソサエティーインターナショナル」が17日、犬肉食禁止を求める韓国、アメリカ、カナダ、オーストラリアなど世界の市民88万人の署名を韓国の大統領府青瓦台に渡したことを明らかにしました。
この国際動物保護団体は、17日、青瓦台前で記者会見し、
「韓国で用いられている『食用犬』という用語は世界に存在しない。韓国政府はすべての犬に対して同等な法的保護を提供し、と殺禁止を求める世界各国の市民の声に耳を傾けるべきだ」と訴えました。