アメリカのボルトン大統領補佐官は、 北韓の金正恩国務委員長が4月の南北首脳会談で、1年以内の非核化に応じる意向を示したと主張しました。
ボルトン大統領補佐官は19日のABCテレビのインタビューで、ポンペイオ国務長官が近く平壌を訪れ閣僚級協議を行うことに言及、「北韓の金正恩国務委員長が4月に板門店で韓国の文在寅大統領と会談した際に1年以内の非核化に応じる意向を示した」と指摘し、「ポンペイオ国務長官は北韓側と大量破壊兵器と弾道ミサイルの計画を1年以内にどのように廃棄するか議論するだろう」と語りました。
また、北韓が非核化に真摯に取り組んでいるかについては、「北韓の非核化は最優先の課題だ」としたうえで、「北韓が協力的であれば、早期に物事を前に進めることができる」と述べ、北韓側に協力を促しました。
ボルトン大統領補佐官のこうした発言は、ポンペイオ国務長官の訪朝を控えて、金正恩国務委員長に対して早期に具体的な措置を取るよう圧力をかける狙いがあるとみられます。