韓国と北韓で離れ離れに暮らす離散家族の再会が20日午後、北韓の金剛山で行われます。
今回の離散家族再会事業は2015年10月以来、2年10カ月ぶりです。
韓国側離散家族は午前8時、韓国東部、軍事境界線付近の束草からバスで北韓の金剛山に向けて出発しました。
金剛山に向かったのは韓国側離散家族89人と同行する家族、報道陣など、360人余りです。
離散家族の中には101歳の最高齢者を含む90歳以上の参加者が33人もいて、健康状態などを考慮して医療陣24人も同行しました。
韓国側離散家族は午後12時半ごろ金剛山に到着、午後３時頃に北韓にいる家族に再会する予定です。
午後7時には北韓側主催の晩餐会が開かれ、南北の離散家族が夕食をともにします。
韓国側離散家族は22日まで北韓の金剛山にとどまり、合わせて6回、11時間に渡って北韓にいる家族に再会します。
今回は、2日目の21日にホテルの客室で南北の家族が個別に会い、一緒に食事をする時間も初めて設けられました。
22日には惜別の再会をし、団体で昼食を取った後、韓国に戻ります。
24日からは、北韓側離散家族が再会を希望した韓国にいる家族が金剛山を訪れ、再会します。