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政治

軍事安保支援司令部の創設式 機務司令部を解体

Write: 2018-09-01 13:02:20

軍事安保支援司令部の創設式 機務司令部を解体

Photo : KBS News

去年春、戒厳令を計画していた陸軍の情報部隊「機務司令部」が、1日、完全に解体され、新たに「軍事安保支援司令部」が創設されました。
陸軍の情報部隊だった「機務司令部」は、去年3月、朴槿恵(パク・クネ)前大統領の退陣を求めた市民集会が相次いで開かれていた際、鎮圧をはかるため集会場への戦車の投入など、詳細な戒厳令布告の計画を立案していたことが発覚したほか、インターネットで世論を操作するなど、本来の権限を越えたさまざまな疑惑が出ていました。
このため文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、機務司令部の解体を命じるとともに、独立した捜査を行う軍と警察による特別チームに疑惑の究明を指示し、現在、捜査が進められています。
1日は機務司令部に代えて設置された軍事安保支援司令部の創設式典が開かれ、初代司令官に就任した南泳臣(ナム・ヨンシン)前陸軍特殊戦司令官が「全部隊員が業務範囲を明確に理解し、すべきことと、やってはならないことをきちんと区別しなければならない」と述べ、国民の信頼を取り戻すために全力を尽くすと述べました。
創設された「軍事安保支援司令部」は、機務司令部で疑惑に関わった人物を排除して要員を30%程度削減し2900人の規模となりました。
国防部は、「これからは軍の情報部隊としての本来の任務である保安と防諜に集中することになる」と説明しています。

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