文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特使として北韓を訪問した鄭義溶(チョン・イヨン)国家安保室長は10日午後、ロシアのニコライ・パトルシェフ安全保障会議書記と電話で会談し、訪朝の結果を説明しました。
大統領府青瓦台の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官が明らかにしました。
会談で、両氏は、最近の韓半島情勢と両国関係の発展に向けた方策などについて幅広く意見交換し、今後、緊密なコミュニケーションを続けていくことで合意したということです。
パトルシェフ氏は、「北韓の核問題を政治的・外交的手段を通じて解決していくとの立場の下で韓国をはじめとする関係国と緊密に協力していく」と述べたということです。
一方、鄭義溶室長は6日に続き、10日もアメリカのボルトン大統領補佐官と電話会談し、非核化交渉などについて協議しました。
会談で、両氏は、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長がトランプ大統領に送った親書の内容について議論した可能性があるものとみられています。